カインバティックが2番手から押し切る/東京新馬

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10年10月31日(日)、4回東京8日目4Rでサラ系2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、勝浦 正樹騎手騎乗の7番人気・カインバティックが、道中は2番手追走から、直線、ロングスパートをかけると、先行した各馬との追い比べをしぶとく制してデビュー勝ち。勝ちタイムは1:38.5(重)。

2着には3/4馬身差で3番人気・コスモリゾルヴ(牡2、美浦・稲葉厩舎)、3着には同着で6番人気・キングダムキング(牡2、美浦・宗像厩舎)と11番人気・ギンザアレキサンダ(牡2、美浦・池上厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたジャービスは、外から追い込みをみせるも5着に敗れた。

勝ったカインバティックの馬主は有限会社 キャロットファーム、生産者はノーザンファーム。馬名の意味由来は「ジャワ更紗。インドネシアの男子正装用衣装でクリスと共に身に着ける」。

管理する尾形充弘調教師の管理馬では、08年産の2歳世代の勝ち上がりは2頭目、シンボリクリスエス産駒は6頭目の事。

1着 カインバティック(尾形充弘調教師)
「しっかり(ゲート)練習していましたので、好スタートが切れました。ただ、速い調教では本当に渋いタイプで、一瞬の反応は目立たない。
体が長めですし、器用さに欠くんです。そんな個性でも、実戦でいい面が出ましたね。直線で右手前に替わるのに手間取りましたが、そこからぐんと伸びましたよ。
まだ余裕があるスタイルですし、良化する余地はたっぷり。今後が楽しみですね。次走のことはまだ未定です。ダートもいいかもしれません」

2着 コスモリゾルヴ(松岡騎手)
「一度、前へ出たのに。押し切れなかったよ。でも、走る馬だし、ダートたったら楽勝しそうな感触がある」

5着 ジャービス(藤沢和雄調教師)
「スタートがもっさり。あれでは苦しいですよ。坂の上で脚色が一緒になったあたりは、まだ力不足なのかもしれませんが、よく追い上げていますからね。次はがんばってくれるでしょう」

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カインバティック
(牡2、美浦・尾形厩舎)
父:シンボリクリスエス
母:タイキジュリエット
母父:Crafty Prospector

≪関連リンク≫
「トレセンLIVE!」佐々木力調教厩務員(尾形厩舎)
:カインバティックを担当する佐々木厩務員のコラム。コラム担当者に応援メッセージもお待ちしております!


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