スミヨン、ムーア、クラストゥス騎手に短期免許交付

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JRAは17日、クリストフ・スミヨン騎手、ライアン・ムーア騎手、アントニー・クラストゥス騎手に対し、短期騎手免許を交付した事を発表した。

クリストフ・スミヨン騎手(Christophe Soumillon)は、1981年6月4日生まれの29歳。ベルギー国籍。97年にフランス騎手免許を取得すると、03年には、フランス年間最多勝となる207勝をマークし、リーディングジョッキーも3度獲得。08年もリーディング2位、昨年も同4位にマークするなど、欧州を代表するジョッキーの一人である。

また、08年はザルカヴァで凱旋門賞制覇。今年もジャックルマロワ賞、ジャンロマネ賞(仏GⅠ)をはじめ、先日にスポット来日した際もブエナビスタで天皇賞(秋)を制している。

短期免許での騎乗は昨年以来4度目。身元引受調教師は栗東の池江泰寿調教師、身元引受馬主は吉田勝己氏。免許期間は11月20日(土)~12月31日(金)。なお、今週のマイルCSではダノンヨーヨー、ジャパンカップではブエナビスタに騎乗する予定。

C.スミヨン
1981年6月4日生まれ
[初騎乗] 2001年2月3日1回小倉3日目2R デューク (5着/16頭)
[初勝利] 2001年2月4日1回小倉4日目5R クイーンバイオ
[今年度成績] 10戦4勝
[JRA生涯成績] 149戦27勝

ライアン・ムーア騎手(Ryan Moore)は、1983年9月18日生まれ、イギリス国籍。現在はマイケル・スタウト厩舎の主戦騎手を務めている。00年にイギリス騎手免許を取得。
06年には180勝を挙げて史上2番目の若さでイギリスのリーディングを獲得すると、08年:192勝、09年:178勝を挙げて、これまでにリーディングを3度獲得。また、ナカヤマフェスタを降した今年の凱旋門賞をはじめ、英オークス・ダービーや、先日のエリザベス女王杯など、ビッグタイトルを次々に獲得。

これまでに海外馬の騎乗や、WSJS参戦のために来日を果たしているが、短期免許取得は初めてのこと。なお、今週のマイルCSではキンシャサノキセキに騎乗し、次週に行われるWSJSにも選出されている。身元引受調教師は美浦の堀宣行調教師、身元引受馬主は吉田和美氏。免許期間は11月16日(火)~11月22日(月)。

R.ムーア
1983年9月18日生まれ
[初騎乗] 2004年5月16日2回東京8日目11R フィートソーファスト (3着/18頭)
[初勝利] 2009年12月5日5回阪神1日目12R チャームナデシコ
[今年度成績] 11戦3勝
[JRA生涯成績] 28戦4勝

アントニー・クラストゥス騎手(Anthony Crastus)は、1985年4月7日生まれ、フランス国籍の25歳。01年にフランス騎手免許取得。

これまでに08年は仏リーディング9位、09年は84勝を挙げて同8位の成績をマーク。日本にはこれで3度目の短期免許での来日となる。
身元引受調教師は美浦の鹿戸雄一調教師、身元引受馬主は吉田哲哉氏。免許期間は11月17日(水)~12月12日(日)。

A.クラストゥス
1985年4月7日生まれ
[初騎乗] 2009年10月31日4回東京7日目1R トレノジャイアント (9着/13頭)
[初勝利] 2009年11月8日3回福島6日目8R ラミアクイーン
[今年度成績] 60戦4勝
[生涯成績] 150戦12勝