【ジャパンカップ】外国馬の調教状況(11/24)

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10年11月28日(日)、5回東京8日目に行われるジャパンカップ(GI)に出走予定のジョシュアツリー(アイルランド)、ダンディーノ(イギリス)、シリュスデゼーグル、マリヌス、モアズウェルズ、ティモス(4頭共にフランス)、ヴォワライシ(イタリア)、フィフティープルーフ(カナダ)の調教状況及び関係者のコメントが発表された。
なお、フィフティープルーフは、本日(24日)、競馬学校国際厩舎を退厩し、東京競馬場国際厩舎に無事到着した。


[東京競馬場 天候:晴 馬場状態:稍重]

ジョシュアツリー(JOSHUA TREE)(牡3)

調教状況(本木 剛介厩務員 → コルム オドノヒュー騎手 騎乗)
【調教時間】 8:08~8:43
【調教内容】 ダートコースにて常歩、速歩、キャンター1/2周、芝コースにて常歩、<コルム オドノヒュー騎手に乗り替わり>キャンター、残り7Fから追い切り
(7F参考タイム:92.9-62.4-49.1-35.4-11.8)

【トーマス コマフォード(Thomas Comerford)調教助手の話】
「馬の状態はとても良く、騎手も今朝の追い切りに満足していました。オブライエン調教師の指示に従って調教をこなしています。他のヨーロッパからの参戦馬に比べ、今年はまだ3戦しかしていないので有利だと思っています。前走のカナディアンインターナショナルステークスの時は95%の状態で古馬相手に勝ちましたが、今は100%の状態なので、レースが楽しみです。明日からは、ダートで4ハロン半のゆっくりとしたキャンターをやり、間に常歩を挟んで7ハロン半のキャンターをすることになると思います。」

【コルム オドノヒュー(Colm O'donoghue)騎手の話】
「(本日乗ってみて)動きはとても良く、力強かったです。とてもフレッシュな状態なので、今朝の調教には大変満足しています。この馬はレースでは自在に位置取りが出来ますので、特にこれといった作戦パターンはありません。芝の感触もよく、カナディアンインターナショナルステークスを勝ったウッドバイン競馬場の馬場に似ているような気がします。」


ダンディーノ(DANDINO)(牡3)

調教状況(オリヴァー ウィリアムス調教助手 騎乗)
【調教時間】 7:19~7:40
【調教内容】 ダートコースにて速歩1周、キャンター1周、常歩と速歩約半周

【オリヴァー ウィリアムス(Oliver Williams)調教助手の話】
「調子はとても良いです。馬場に出た直後は物見をしていましたが、すぐに慣れました。東京競馬場のダートコースは、今まで見てきた馬場よりもずっと良く、最高だと思いました。ジャパンカップ参戦をかなり前から決めていた理由は馬場にあります。本国では日本のような硬い馬場は無いからです。前走のセントレジャーは、良馬場発表にもかかわらず軟らかい所があり、あんなにひどいとは知らなかったため、8着という結果になってしまいました。馬は若いし、大きなレースの勝利が無いため、人気はないでしょうが、そのおかげでプレッシャーが無いのが良いです。今日、調教師が来日してから明日の調教内容を決めますが、ポール・マルレナン騎手が乗って芝コースに出ると思います。」

【リン ウォード(Lynn Ward)厩務員の話】
「最初はキョロキョロしていましたが、すぐに慣れました。輸送で減った体重も、日に日に増して取り戻してきているし、エネルギーを溜めているかのように良く眠っています。」


シリュスデゼーグル(CIRRUS DES AIGLES)(セン4)

調教状況(ゾエ ガルグロー厩務員 騎乗)
【調教時間】 7:20~7:36
【調教内容】 ダートコースにて速歩600m、常歩100m、キャンター300m、常歩100m、キャンター1,000m

【ジャン ジャック ポワンセレ(Jean Jacques Poincelet)調教助手の話】
「馬の調子は大変良いです。調教をつけていても、とても良い手応えだったそうです。今朝は、馬場が乾いていて良い状態でした。芝コースはまだ見ただけなので分からないが、とても速い馬場のようで、もう少し軟らかいほうがこの馬には有難いです。明日は今日と同じ調教メニューで、今日よりも少し強めに追います。追い切りは金曜日に芝で行なう予定です。」


マリヌス(MARINOUS)(牡4)

調教状況(オレリアン マロンフォン厩務員 騎乗)
【調教時間】 7:20~7:36
【調教内容】 ダートコースにて速歩600m、キャンター300m、常歩100m、キャンター1,000m

【レジス バルベデット(Regis Barbedette)調教助手の話】
「馬の調子は申し分なく、今朝の調教を見ていても大変動きが良かったです。昨日コースを見たときには多少湿っていましたが、乾いてみるととても速い馬場のようでした。素晴らしいコースだという印象を受けました。明日も今朝と同じ調教メニューの予定です。レース当日まで芝コースには入れません。」


モアズウェルズ(MORES WELLS)(牡6)

調教状況(セバスチャン マイヨ騎手 騎乗)
【調教時間】 8:08~8:42
【調教内容】 ダートコースにて常歩、速歩、キャンター1/2周、芝コースにて常歩、キャンター、残り7Fから追い切り
(7F参考タイム:95.1-64.8-50.7-37.0-12.4)

【リチャード ギブソン(Richard Gibson)調教師の話】
「今日の追い切りは特にタイムを考えて追ったわけではなく、前の馬(ジョシュアツリー)を見ながら、直線は単独で走らせました。輸送から順調に来て、動きも良いので満足しています。今年はこの馬にとっては非常に実力の出せた年で、何勝かした他に、2着でも写真判定に持ち込む力走をし、カナディアンインターナショナルステークスでも2着と実力を出しているので、今回のジャパンカップも期待しています。明日は追い切り後なので少し抑えた調教になりますが、500kgを超えた食欲旺盛な馬なので、きっちり1,200mくらいのキャンターをするつもりです。」


ヴォワライシ(VOILA ICI)(牡5)

調教状況(セルジオ ウルル調教助手 騎乗)
【調教時間】 7:00~7:20
【調教内容】 左回りで速歩600m後、キャンター800m(1ハロン22~24秒程度)。常歩を400m挟み、キャンター1,400m(1ハロン15~17秒程度)

【セルジオ ウルル(Sergio Urru)調教助手の話】
「疲れも無く、好調を維持しています。今日の調教では、2周程度の周回で終えました。今後はもっと本格的な調教をやる予定ですが、具体的な内容は調教師の指示を待ちます。」


フィフティープルーフ(FIFTY PROOF)(セン4)

調教状況(タイラー ギャスケン調教助手 騎乗)
【調教時間】 6:34~6:55
【調教内容】 右回りで速歩1,000m後、左回りでキャンター2,400m(1ハロン17~19秒程度)

【タイラー ギャスケン(Tyler Gaskin)調教助手の話】
「いつも通り食欲もあり、快調です。今日までの一週間、ずっと安定しています。日本での生活にもすっかり慣れたようで、家に居るかのようにリラックスしています。」

競馬学校出発時間 10:10
東京競馬場到着時間 12:05

【タイラー ギャスケン(Tyler Gaskin)調教助手の話】
「カナダ国外に遠征するのは初めてですが、全く問題は無く、全てが順調でよく環境に適応しています。到着して早々、食欲も旺盛でとても喜ばしいです。明日の調教予定や追い切りに関しては、調教師が決めることになりますが、速いところをやるとすれば明日になるかと思います。調教師はすでに日本に着いており、今日の午後に馬の様子を見に来る予定です。」


ティモス(TIMOS)(牡5)

調教状況(ブルーノ テレ厩務員 騎乗)
【調教時間】 7:00~7:15
【調教内容】 右回りで速歩1,400m後、左回りでキャンター2,400m(1ハロン22~26秒程度)

【ブルーノ テレ(Bruno Theret)厩務員の話】
「食欲もあり、ここまで順調にきています。今後も引き続き軽めの調整を続けていく予定です。」