サクラユタカオー逝く

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86年の天皇賞・秋を制したサクラユタカオー(牡28)が23日未明、けい養先の北海道新ひだか町のライディングヒルズ静内で老衰のため死亡した。
テスコボーイ産駒として84年12月中山でデビュー。無傷の3連勝でクラシックの有力候補に挙げられたが、右前脚を骨折し、春シーズンを全休。翌年に天皇賞・秋を1分58秒3の日本レコードで優勝。12月有馬記念で6着に敗れ、現役引退した。

種牡馬としては初年度産駒からダイナマイトダディを出し、その後もサクラバクシンオー、エアジハードがG1馬となるなど、大成功を収めた。00年に種牡馬を引退してからはライディングヒルズ静内で功労馬として余生を送っていた。
所有する新ひだか町の麻野和彦さんは「今まで競走馬、種牡馬として多くのファンに夢と希望を与えてくれてありがとう」と話している。