トレセンレポート【JC】ペルーサ(藤沢和雄師)共同会見

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-:ジャパンカップに出走を予定しているペルーサについて、藤沢和雄調教師に伺います。よろしくお願いします。まず、天皇賞から振り返っていただきますが、最後は素晴らしい脚で追い込んで来ました。

藤:スタートがあまり上手な馬ではありませんが、毎日王冠のときよりは上手に出ていましたね。スタートのタイミングが悪かったので、ダッシュするのにも時間がかかったし、後方からの競馬で、流れもあまり速くなかったし直線でゴチャついたところはありましたけど、よくあの位置から2着になったと思っています。古馬と一緒でしたけど、勝った馬は素晴らしい馬なので、よく頑張ってくれたと思います。

-:中間の調整はどんな感じですか?

藤:2度レースを使わせてもらっていますし、大きくは変わっていないんですけど、元気に、順調に来ています。

-:今日(11/24・水)は芝コースでの追い切りでしたけど、どういったところにポイントを置いた調教でしたでしょうか?

藤:昨日の午前中もずっと雨が降っていて芝生の状態も良かったので、息を整える程度の内容でしたけど、動きも息遣いも良かったですよ。

-:前回と比較して、どのような感じでしょうか?

藤:レースを2度使わせてもらっていますから、本当に楽な調整だったと思います。

-:いよいよジャパンカップですが、レースのイメージは何か描いていらっしゃいますか?

藤:ここのところ3戦ゲートが良くなかったので、少しずつでも良くなってもらいたいな、と思っています。その辺だけ心配しています。

-:今日も南馬場のゲートをくぐらせて、練習をされていらっしゃいましたが。

藤:いろいろなところにゲートを練習するところがありますけど、南スタンド前のゲートは今回で2回目でした。いつも行くところでは慣れてしまっているので、今回は違うところで、という事でやりました。おかげ様で稽古では大人しくしているみたいです。

-:改めて伺いますが、この馬の一番のセールスポイントは何でしょうか?

藤:フットワークが良い馬ですし、上がりの時計も速くて、競馬に行って凄くタフなので、3歳でも2400は得意な距離だと思っています。少しぐらい遅れても、リズム良く加速して行けば問題ないと思うので、とにかく慌てないでジャンプしないで、ゆっくりでも良いから普通にゲートを出てもらいたいと思います。

-:ブエナビスタとの差は今回どのように詰めましょうか?

藤:素晴らしい馬ですからね。今度は距離も長いですから、あまり離されないように、また来年もあるので頑張って欲しいです。

-:良いコンディションで行けそうですね。

藤:そうですね。体調は良さそうですし、練習もしているので何とか成果を見せてもらいたいです。