トレセンレポート【ジャパンカップ】メイショウベルーガ

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牝馬のスケールを超える活躍を続けるブエナビスタが人気を集めるであろうジャパンカップだが、同じく牝馬のメイショウベルーガ(牝5、栗東・池添厩舎)もまだまだ忘れてはならない。

牡馬混合重賞2勝の成績もさることながら、カイ喰いも男勝りの同馬。もともと牝馬としては、馬格のある馬とはいえ、前々走の京都大賞典でで+10キロ、前走のエリザベス女王杯も+4キロと、適正体重であろう490キロ台から、ゆうにオーバー。
女王杯の戦前には、少し絞って出走するつもりであった陣営の意図とは、裏腹な仕上げになったことは察する事が出来る。

気になる状態には「変わらず順調だよ」と、担当の古小路調教助手が語るように、最終追い切りも坂路で54.1-39.5-25.3-12.3をマーク。終い重点ながらも迫力のある動きを披露した。
中1週・東京への輸送と、本来ならばマイナス要素であろう条件下でも、この馬にとっては、馬体を絞るために吉と出る可能性は十分。
東京の長い直線で、牡馬をなで斬りにしてきた持ち前の末脚が爆発するシーンがあってもおかしくはない。