初重賞制覇の丸田恭介騎手

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先週土曜の福島記念でダンスインザモア(牡8、美浦・相沢厩舎)が勝ち、3歳時のスプリングステークス以来、5年8ヶ月ぶりに重賞勝ち(史上最長ブランク重賞勝利)をおさめた。

初の重賞タイトルを手にした丸田恭介騎手
「前に乗せてもらったときよりも具合は良いなと感じました。競馬に行くとトビが大きくてスタートからゆったりと走っていく馬なので、そのリズムだけ守ってあげられれば、終いは良い脚を使ってくれるんじゃないかな、と思ってレースに臨みました。せかしてしまうと引っ掛かったりするところがあるので、馬のリズムだけ守って乗った感じです。勝負どころの手応えも抜群でしたね。3コーナーまで上手く行っていたので自信を持って外に出そうと決めました。ディアアレトゥーサを交わしたときに、勝ったかな、とは思いました。道中リズムが上手く取れたと思うので、それが終いの伸びに繋がったと思います」とレースを振り返る。

「ゴールしたときは、勝ったな、ということと、少し後ろの馬に迷惑をかけてしまったので、その点はちょっと複雑な感じでした。でもやっぱり嬉しかったですね。チャンスをもらえたことや、レースでしっかり走ってくれた馬に感謝の気持ちで一杯です。これで区切りじゃないですけど、一つ目標にしていたところに届いたので、ホッとしています。重賞を勝てて名前が残るし、僕の自信にも繋がりましたし、本当に良かったです」と喜びを語る丸田騎手。

「今年は騎乗停止などで迷惑をかけてしまった分、いろいろと勉強になったことも多かったので、その経験をこれから生かしていけるように頑張りたいです」と謙虚さも忘れない。

今週は土日共に東京競馬で騎乗するが、暮れは小倉競馬出張を予定している。今年最後になるかもしれない関東圏での活躍に期待したい。