ゴールドブライアンなど《平林雅芳 次走注目2歳馬》(11/27・28)

トピックス

★次走注目2歳馬

土曜京都3R
2歳未勝利・牝
芝内1600m

ウインルキア(7着)(牝、栗東・角居厩舎)
(ポイント)
勝ち馬は2頭、ハッピーグラスユースティティアが1着同着となったレースでメンバー中最速の末脚を駆使していたウインルキア。終始ドンジリ追走での位置取りで最後も最内を狙ってきたのだが、ほとんどが前々での決着となったレースだけに電光掲示板には乗れなかったが収穫はタップリとあったものだ。
デビュー戦の府中では1番人気に支持されたぐらいだが、目立たぬ6着。しかし今回はしっかりと記憶に残る脚をみせてくれた。なおこのレースでの1着同着のユースティティアは前走2着時も同着。2戦連続で同着なんてもちろん観た事はない。珍記録ではないだろうか。話を戻して、ウインルキアもディープインパクトの子供。このレースには3頭出ていたが、勝ち馬ハッピーグラスと9着マギストラだった。

土曜京都9R
京都2歳S
芝内2000m

ゴールドブライアン(4着)(牡、栗東・浅見厩舎)
(ポイント)
ダノンバラードに次いでの4着だったが、着差でなくゴール前の脚があまりにも良く、鞍上が何も出来ないままに終わってしまっていたのを観ると、どうしても次走は狙わずにはいられまい。マーベラスカイザープレイの叩き合いに、ダノンバラードがゴール前でやっと顔を出したと簡単に言ってしまえばそんな感じのレースであったのだが、ゴール前でこの馬とレッドセインツがゴール前で急接近していた事実。
そして、このゴールドブライアンは開いていると思って突っ込んできたゴール前が急に狭くなってしまったのだろう、最後は手綱を抑えたままゴールしていたもの。デビュー戦はマイルだったが、後は2000専門で使ってきて結果を出しつつある感じ。次走どこへ出てくるのかで印が違ってくるのだろうが、見逃せない馬となった・・・。

日曜京都1R
2歳未勝利
ダ1200m

ワンダーゴヴェルノ(8着)(牡、栗東・野村厩舎)
(ポイント)
出が悪く、道中はほとんどブービー追走のワンダーゴヴェルノ。しかしそのままでは終わらず、直線で外めから少し眼を引く脚を使っていた。芝の初戦もゲートは悪かった様子。だから先決はゲートが普通に出る事なのだろうが、ダートに替わった今回がちょっと目立つ脚色だったのは事実。いろんな事が改善されてくれば面白い馬かも知れない。

日曜京都5R
2歳新馬
芝内1400m

キョウワダッフィー(2着)(牡、栗東・鶴留厩舎)
(ポイント)
中舘Jといえば、ゲートも巧いし、先行力のある馬だと抜群な競馬内容となる事が多い。この馬もポリトラックで上がりの速いケイコを見せていた馬。
最初は勝ち馬より前にいたのだが、徐々に位置がその勝ち馬を見る形とはなっていたが、手応え良く追走していた。直線で内から外へ出してきての2着。もっとスムーズに前の馬が走っていたら、もっとやれていた様な内容だった。切れのあるところを見せたし、次走はもっとやれそうだ。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。