【朝日杯FS】有力馬プロフィール

トピックス

アドマイヤサガス(牡2、栗東・橋田厩舎)
前走、デイリー杯2歳Sでは未勝利戦を勝ち上がったばかりの身ながらレーヴディソールの2着に健闘した。
これまでコンビを組んだ騎手は「子供っぽさがある、集中力が出てくれば」といった注文を残しているだけに、伸びシロはありそう。当該コースに相性のいいフジキセキ産駒で、好戦も可能だろう。

グランプリボス(牡2、栗東・矢作厩舎)
新馬戦では後に札幌2歳Sを優勝したオールアズワンを降した。前走の京王杯2歳Sでは好位インをソツなく走り、直線で手応え良く坂を駆け上がると、そのまま後続を突き放した。
マイル戦を見据えて、控える競馬で結果を出せたこともプラスだ。

サダムパテック(牡2、栗東・西園厩舎)
新馬戦こそ好位で運んだケイティーズジェムにすくわれたが、続く未勝利戦、東京スポーツ杯2歳Sを抜群の末脚で快勝。
ただ、常に出遅れているだけに、小回り中山ではスタートからの位置取りがカギとなるだろう。

タツミリュウ(牡2、美浦・矢野英厩舎)
出走メンバー中で唯一中山コースでの勝利実績(本馬は芝1600m)がある。新馬戦は軽快な逃げから後続を待つ余裕のある勝ちっぷり。
2戦目は控える競馬から反応良く伸びて後続の猛追を凌ぎ切った。有力馬の多くが差し馬の中、前に行けるのは好材料。

トキノゲンジ(牡2、栗東・梅田康厩舎)
とにかくゲートに課題があり、前走も出遅れからの後方追走となったが、4角から一気にマクる競馬からまとめて差し切った。
後方待機とはいえ距離はギリギリか。それにマイルのペースなら自然と中団に取り付くこともできそうだ。

ブラウンワイルド(牡2、栗東・坂口則厩舎)
今夏には、フェニックス賞でレコード勝ち、小倉2歳Sで重賞制覇を小倉の2歳戦線を賑わせた。
しかし、前走の京王杯2歳Sでは、デビューから3戦続けて、同じ条件にしか使われなかった事も影響してか?初物尽くしの条件・2ヶ月のブランクが堪えて12着に惨敗した。
そもそもがダート色の強いワイルドラッシュ産駒で、中山芝マイル戦に替わることで、前進が望み難いが、出来に関しては上積みが期待出来ることだろう。

マイネルラクリマ(牡2、美浦・上原厩舎)
「マイネル軍団」らしく、仕上がりの早さをみせて、6月の函館開催でデビュー勝ちをおさめ、新潟2歳Sでは、勝ち馬と併せるようにしぶとく脚を伸ばすと、僅差の2着に健闘した。
派手さはないが、キャリア4戦中3戦で3着以内を確保。前走の京王杯2歳Sでも、先行勢の中では、最も粘りをみせていただけに、侮れない一頭だ。

マジカルポケット(牡2、栗東・領家厩舎)
新馬戦で現3勝のロビンフットを降すと、函館2歳Sでも連勝を決め、現2歳世代の重賞タイトル一番乗りを果たした。
その後は休養を隔て、既に10月から乗り込まれ、仕上がりは問題ないだろう。今回は一気のメンバー強化と距離が課題となりそう。安藤勝己騎手の腕のみせどころだ。

リアルインパクト(牡2、美浦・堀厩舎)
ディープインパクト産駒としては、500キロ超の雄大な馬格は迫力満点。前走の下見所でも、風格を感じさせていた。
デビュー前から、素質の高さが評判になる一方、距離の限界は懸念されていたが、前走の京王杯ではロスがありながらも2着に健闘。勝ち馬とはそう差のないパフォーマンスで、次に繋がるレース振りをみせた。
アイルランドの名手、フラン・ベリー騎手を鞍上に迎え、どうのようなレースをみせるか興味深い。

リフトザウイングス(牡2、栗東・橋口厩舎) 育成段階から「ハーツクライ産駒の一番馬」と評判だった素質馬。
デビュー戦は態勢が整わず4着に敗れてしまった印象だが、デビュー時に530キロあった超大型馬。一戦毎に馬体を絞ると、レース振りも良化。
前走の東スポ杯では、テンでモタつくシーンがあったものの、直線では豪脚を披露し2着に食い込んだ。
レース振りと、コース適性を比較しても、前走の勝ち馬を上回ることは容易ではないだろうが、来春を含め、注目の一頭だ。

ワイズリー(牡2、栗東・松元茂厩舎)
デビュー2連勝は共に鋭い決め手を繰り出して差し切り勝ち。ただし、気性面に不安を抱えているだけに、後方からの競馬になっている事がネックか。
器用さと枠順の有利不利がハッキリと出やすいコースに替わって、これまで通りの競馬が出来るかが課題だろう。
Northern Dancer5 x 5 x 5 x 5 x 5、ツリーオブノレッジ4 x 4という珍しいクロスを持っている血統背景。