トレセンレポート【朝日杯FS】リベルタス

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初マイル戦だった前走の千両賞を快勝したリベルタス(牡2、栗東・角居厩舎)。

管理する角居勝彦厩舎松田全史調教助手
「本質的には広いコースがベストかもしれないませんが、兄もマイル戦で活躍していましたし、初マイル戦だった前走を難なくこなしたように適応力のある馬ですよ」と好評価を口にする。

それもそのはず、兄は2度のマイラーズC制覇、仏GⅠでも2着に入った活躍馬・ローエングリン。他にも兄にダイヤモンドSで2着などのブレーヴハート、通算4勝のレゴラスなどがおり、母も仏GⅠ馬という良牝系の出身。
そして、父は11週連続新馬勝ち馬を輩出し、産駒の初GⅠ制覇に注目が集まるディープインパクト。血統の額面だけならば、実績上位馬にヒケはとらない程のスケールを感じさせる。

同助手も「1歳時に跨った時から、背中の良さを感じていた馬。チャレンジャー精神で挑みます」と、素質を高く評価しつつも、慎重な姿勢をみせているが、最終追い切りも、福永祐一騎手を背に、有馬記念の出走を控えるヴィクトワールピサらと併せて、中1週のタイトなローテーションを感じさせない動きを披露。
また、その福永騎手は、デビュー戦・黄菊賞と、リベルタスとコンビを組み、先週の阪神JFを制しただけでなく、現2歳世代のレースで目覚ましい結果をみせている。
GⅠの舞台でも、人馬の勢いが、実績上位馬を飲み込み「下剋上」となるか?