小林薫氏所有のリルバイリルが快勝/中山新馬

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10年12月19日(日)、5回中山6日目6Rでサラ系2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、柴山 雄一騎手騎乗の2番人気・リルバイリルが、3番手追走から、直線はサトノデートナと併せるように脚を伸ばすと、最後はしぶとく先着を果たし、デビュー勝ちを決めた。勝ちタイムは1:37.7(良)。

2着にはクビ差で1番人気・サトノデートナ(牡2、美浦・国枝厩舎)、3着には6番人気・グランデスバル(牡2、美浦・勢司厩舎)が続いて入線した。

勝ったリルバイリルは半兄に先週のカペラSで2着のティアップワイルド、07年の京都金杯(GⅢ)などを制したマイネルスケルツィがいる血統。 オーナーは俳優で、ブルーリッジリバー、ジョリーダンスなどの活躍馬も所有してきた小林薫氏で、昨年のセレクトセールにおいて、同馬を1000万円で購入していた。

生産者は様似の富田 恭司氏。馬名の意味由来は「少しずつ」。管理する栗田博憲調教師の管理馬では、08年産の2歳世代の勝ち上がりは初めての事。

1着 リルバイリル(柴山騎手)
「やんちゃな性格なのですが、厩舎スタッフが大事に仕上げ、だいぶ改善されてきました。レースでも真面目でしたよ。外枠でも好スタートが切れ、無理なく運べましたし、自分で息を入れて上手に走りました。とても乗りやすかった。2着馬の手応えが楽に見え、どうかなと思いましたが、追うごとに伸びてくれましたね。まだ口向きの不安定さもあり、良くなる余地はたっぷり。距離はもっとあっても大丈夫でしょう。将来が楽しみです」

3着 グランデスバル(C・ルメール騎手)
「スタートが良く、いい位置でレースができた。道中はリラックスし、いいリズム。直線では他馬を気にするところがあって捕らえ切れなかったけど、このくらいの条件で経験を重ねていけば、チャンスは近いだろう」

5着 ヒカルハナフブキ(浜中騎手)
「内容は上々。マイル前後がいいですね。小さい女の子なので、あとはテンションが上がらなければ」

6着 メジロゴゼン(柴田善騎手)
「ダートのほうがいいだろう。でも、競馬がしやすい馬だよ。いいものがある」

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リルバイリル
(牡2、美浦・栗田厩舎)
父:ロックオブジブラルタル
母:アラデヤ
母父:Machiavellian
半兄:マイネルスケルツィ


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