シルポート&ヘッドライナーなど『今週の西園正都厩舎』

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今年は2度の土日連続重賞制覇。マイルCSで01年の阪神JF(タムロチェリー)以来となる、GⅠ制覇も達成した西園正都厩舎。

昨年の最終週はエーシンフォワードでファイナルSを、ヘッドライナーで尾張Sを制し、今年へ弾みをつけただけに、今年の「最終レース」にも注目が集まる。

まずは、日曜阪神12RのファイナルSに出走するシルポート(牡5、栗東・西園厩舎)については、
「前回(鳴尾記念)は4着。マイルに実績はないし、ベストよりは短いと思うけれど、自分のペースで運べれば、展開次第でこなせるはず。メンバーも今回は違うからね、連覇を狙いたい」
と、コメント。この秋は果敢にも重賞の舞台にトライし続けたが、久々のオープン特別戦。持ち前の先行力で押し切る。

日曜小倉12RのアンコールSに出走するヘッドライナー(セン6、栗東・西園厩舎)は水曜日に小倉へ向けて出発した。
「ハンデ差はあるけれど(トップハンデの57キロ)、去年も勝ったし、メンバーも薄くなったからね。スピードはあるし、ローカルのこのメンバーなら」と巻き返しを誓う。
こちらも「昨年の覇者だし(中京で行われた尾張Sのため、レース名は異なる)、連覇を目指したい」と語った。

その他の出走馬については、
土曜小倉6Rの3歳上500万下戦に出走するマージービート(牡3、栗東・西園厩舎)。
「体に変わりはないけれど、未勝利でも崩れなく走っていたように、安定感があるタイプ。展開次第で掲示板には乗れるのではないでしょうか」

土曜阪神12Rの3歳上1000万下戦に出走するミルフィアタッチ(牝4、栗東・西園厩舎)。
「前走100万下戦で4着。ここでも十分に勝負になりますよ。助手が乗っても坂路で52秒台が出るようになったように、力をつけていますよ」

日曜阪神11Rの摩耶Sに出走するフィールドジュエル。
「前走は良かったけれど、明け9歳になりますし、往年の脚を望むのは厳しいですね。ただし、阪神で3勝しているようにコースは合いますよ」

主戦の佐藤哲三騎手も「来年はこの馬をオープン入りさせたい」と、期待を寄せる。日曜小倉11Rの筥崎Sに出走するタムロスカイ(牡3、栗東・西園厩舎)。
「平坦コースが向いている馬で、阪神より小倉がいいでしょう。素直で従順。相手なりなところがあるし、ここまでメンバーが下がれば、今回は期待出来るでしょう」

など、土日計12頭の大挙出走の西園厩舎。今週も目が離せない週末となりそうだ。