ベルシャザールがハナ差の接戦を制す/ホープフルS

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10年12月26日(日)、5回中山8日目7Rでホープフルステークス(芝2000m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の4番人気・ベルシャザールが優勝。勝ちタイムは2.00.4(良)。

2着にはハナ差で2番人気・ナカヤマナイト(牡2、美浦・二ノ宮厩舎)、3着には3番人気・フェイトフルウォー(牡2、美浦・伊藤厩舎)が続いて入線。1番人気に支持されたディープサウンドは10着に敗れている。

レースは、プレイが押して押してハナを主張し、テン3F:34.9と中山の芝2000m戦としては速い流れ。勝ったベルシャザールはその直後の2番手を追走し、直線、早め先頭の正攻法の競馬。ナカヤマナイトにハナ差まで追い詰められたものの、内容的には完勝だったと言えるだろう。

馬主は有限会社 社台レースホース、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「劇音楽“ベルシャザールの饗宴”に登場するバビロニア王の名」。

1着 ベルシャザール(ルメール騎手)
「初めて跨ったけど、ストライドがとても良い馬。乗り心地が抜群。直線の反応が良くて、良い脚がある。素晴らしいノビを見せたように能力がある。レースを重ねていけばまだまだ良くなるでしょう。有馬記念でも頑張りたい。ブエナビスタは良い馬だけど、ルーラーシップも負けていないよ」

1着 ベルシャザール(松田国調教師)
「新馬の時にも思ったけど競馬がとても上手な馬だ。中山芝2000mで勝てたのは収穫。余裕を持って今後のローテーションが組めるし、ウチの厩舎ではなかなか縁のなかった皐月賞に向けても展望が広がった」

3着 フェイトフルウォー(田中勝騎手)
「スタートは出たんだけどニの脚がつかなかった。良く伸びているだけに残念。間違いなく能力はあるから、もう少し競馬が上手になれば」

4着 カフナ(スミヨン騎手)
「素軽い反応ができなくて走りがワンペース。直線も伸びそうな感触がありながらも伸びなかった。でもまだ2歳だからね。今後に期待したい」

5着 プレイ(松岡騎手)
「瞬発力に欠けるタイプなので、早めの競馬を心掛けたのだけど…。今日は相手が強く、最後は脚が上がってしまった」

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ベルシャザール
(牡2、栗東・松田国厩舎)
父:キングカメハメハ
母:マルカキャンディ
母父:サンデーサイレンス
通算成績:3戦2勝

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