ティアップワイルドが3馬身差快勝「重賞でも」/ジャニュアリーS

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11年1月9日(日)、1回中山3日目11RでジャニュアリーS(ダ1200m)が行なわれ、石橋 脩騎手騎乗の1番人気・ティアップワイルドが、ラチ沿いの3~4番手追走から、直線、一頭で抜け出すと、後続を豪快に突き放し快勝。勝ちタイムは1:09.8(良)。

2着には3馬身差で、2番手からレースを進めた4番人気・ツクバホクトオー(牡5、美浦・尾形厩舎)、3着には5番人気・ファイナルスコアー(牡6、美浦・杉浦厩舎)が続いて入線した。

勝ったティアップワイルドは前走、同コースで行われたカペラSで13番人気ながら2着に好走していたが、これで通算6勝目でオープン特別は初勝利。 馬主は田中 昇、生産者は浦河の小林 仁氏。馬名の意味由来は「冠名(馬主名より)+父名の一部」。

1着 ティアップワイルド(西浦勝一調教師)
「スタートの良さがこの馬の持ち味。でも、これまでは詰めの甘さが課題でした。きょうはいったん下げて、インのポケットで砂を被る初めてのパターン。道中はどうかなと思わせるシーンもありましたが、結果的には夢中にならず、返って力を温存できたのでしょう。1200mを2度使い、イメージが変わってきました。内容は完勝ですし、タイムも速い。まだ力を付けている途上ですし、こんな競馬が板に付き、最後まで一生懸命に走れるようになれば、重賞でも楽しみです。次走は未定ですが、1200m、1400mに照準を合わせることになりますね」

2着 ツクバホクトオー (吉田豊騎手)
「このところ体が増え、本当に充実してきた。勝ち馬には早めに抜けられてしまったが、並んで渋太いタイプ。よくがんばってくれたよ」

3着 ファイナルスコアー(三浦騎手)
「スムーズにいい競馬ができた。最後は遊んで2着馬に差し返されてしまったが、終いの脚は良かったね」

4着 アウトクラトール(津村騎手)
「今回は控えてみようと。馬ごみでも上手に走ってくれました。前が開けば、2着はあったと思います」

6着 マハーバリプラム(蛯名騎手)
「前がつかえ、脚を余してしまった。うまくさばければ、2着はあったね。スタートで行かせてから控える常識的なレースができるようになっているし、時計も詰め、高速決着にも対応できるようになった。この馬だって進歩しているんだよ」

13着 セントラルコースト(内田博騎手)
「不利もなく、スムーズな競馬だったのにね。気が向かなかったにしても納得がいかない。勝負どころで脚が鈍ってしまった」

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ティアップワイルド
(牡5、栗東・西浦厩舎)
父:ワイルドラッシュ
母:フォーティエース
母父:フォーティナイナー
通算成績:19戦6勝


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