【フェアリーS】ダンスファンタジアが逆襲の重賞初制覇!

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11年1月10日(月)、1回中山4日目11Rで第27回 フェアリーステークス(GⅢ)(芝1600m)が行なわれ、A.クラストゥス騎手騎乗の1番人気・ダンスファンタジアが優勝。勝ちタイムは1.33.7(良)。

2着には2.1/2馬身差で7番人気・スピードリッパー(牝3、美浦・鹿戸雄厩舎)、3着には2番人気・アドマイヤセプター(牝3、栗東・橋田厩舎)が続いて入線した。

レースは逃げ宣言のピュアオパールが好スタートを切ったところに、外からアポロジェニー、コンプリートが飛び出し、更にアドマイヤセプター、イングリッドも前に並びかける出入りの激しい流れ。600m通過34秒0、1000m通過57秒1の超ハイペースとなった。

勝ったダンスファンタジアは中団追走から抜群の手応えで4角を回り、先に抜け出していたアドマイヤセプター、スピードリッパーを外から難なく差し切り2馬身1/2差。折り合いを欠いて9着に敗れた阪神JFの鬱憤を見事に晴らす結果となった。

ダンスファンタジアの母は現役時代、桜花賞、ヴィクトリアマイルとGⅠを2勝。また、母の兄は種牡馬としても活躍しているダンスインザダークなどがおり、日本を代表する良牝系の一族の出身となる。
同馬の馬主は有限会社 社台レースホース、生産者は千歳の社台ファーム。馬名の意味由来は「ダンス幻想曲」。

騎乗していたクラストゥス騎手はこれが嬉しいJRA重賞初勝利。この馬の母も管理していた藤沢和雄調教師はJRA重賞通算83勝目。ファルブラヴ産駒のJRA重賞勝利は通算4勝目で、2着にも同産駒が入り、ワン・ツー・フィニッシュとなった。
また、スピードリッパーの半兄はJCや有馬記念で2着のポップロックで、3着のアドマイヤセプターの母はエリザベス女王杯を連覇したアドマイヤグルーヴで、良血馬が上位を独占した。

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ダンスファンタジア
(牝3、美浦・藤沢和厩舎)
父:ファルブラヴ
母:ダンスインザムード
母父:サンデーサイレンス
通算成績:4戦3勝


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