≪京成杯≫フェイトフルウォー・田中勝春騎手「大舞台でも…」

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東京スポーツ杯2歳S・ホープフルSと連続3着からの臨戦で挑んだフェイトフルウォー(牡3、美浦・伊藤伸厩舎)。
デビュー戦こそ、レース前に放馬でコースを一周するアクシデントがありながらも、好位から押し切ったが、その後の2戦は後方待機策で連続3着。

しかし、この日はこれまでと異なり、2番枠の好枠を利して、2~3番手の好位を追走。道中、ソツのないレース振りで脚を溜めると、直線もキッチリと終いを伸ばしてデボネアらの追撃を振り切った。

デビューから手綱を撮り続けてきた田中勝春騎手
「ゴールではちょっと出ているかなとは感じたけれど、自信はなかったね。長い写真判定の間は気が気じゃなく、勝っていてくれと祈っていた。本当によかったよ。能力は相当なものなのに、前走はちぐはぐな競馬になり、悔まれる結果だったからね。今回はイメージどおりに前目に付けられた。出していったので少し行きたがったけど、道中はリズム良く進めたね。4コーナーでの手応えも抜群。どこへ行くか悩むほどだった。開いたスペースがなく、ひやっとしたけど、脚があったから抜け出せたよ。

最後は2着馬に迫られたが、勝負根性を発揮してなんとか凌ぎ切ってくれた。これで賞金を加算でき、GⅠを目指していける。まだ良くなるだろうし、大舞台でもがんばってくれると思うよ」と、いつもの「カッチースマイル」と呼ばれる満面の笑みはみられなかったが、安どの表情を浮かべた。

大物新種牡馬の登場がありながら、確たる主役が不在の08年産の3歳牡馬戦線。
フェイトフルウォーがクラシック第一冠目と同じ中山芝2000mの舞台で「重大な戦い」へ向けて名乗りを挙げた。

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