トレセンレポート【平安S】マチカネ&【AJCC】ピサノ

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19日、日曜京都11レース・平安S(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

09年エルムS以来、2度目の重賞制覇を狙うマチカネニホンバレ(牡6、美浦・藤沢和厩舎)は、田面木博公騎手を背に美浦坂路で追われ51.1-37.8-25.3-13.1をマークした。

前走のベテルギウスSに関して、藤沢和雄調教師は、
「体も23キロ増えていましたが、前々走で減っていたことを考えると、それほど大きく増えたわけではないと思います。久々で余裕はありましたが、良く頑張ってくれました」と振り返る。

今日の調教内容に関しては
「併走馬のピサノエミレーツの動きが渋いこともあって、もう少し速い時計が欲しかったな、という感じもありますが、一度使って動きは良くなっています」とコメント。

「休み明け2戦目の今回は、良くなって来ると思います。輸送が上手なタイプではないので、金曜日に向こうへ行って、土曜日に京都競馬場で調整をしようと思っています。ここまで時間がかかっていますが、良いところに行きたい馬だと思っています。上を目指せるように、良い内容のレースをして欲しいですね」と、藤沢和調教師の期待も高い。

また、同厩舎からは日曜中山11レース・AJCC(G2)ピサノエミレーツ(牡6、美浦・藤沢和厩舎)が出走を予定している。

「前走は、連闘したとは思えないくらい馬が元気でした。ゲートの難しい馬で、よく出遅れていましたが、昨年の秋頃よりゲートが良くなって、中団辺りから競馬が出来るようになりましたね。ジョッキーも初めての騎乗でしたけど、上手に乗ってくれました」と、藤沢和調教師は前走を振り返り、
今日の調教に関しては
「併せた相手が、稽古で走る馬ですからね。稽古は相変わらず、渋い馬ですよ」とコメント。

「以前は、芝のレースでも出遅れて後方からのレースしか出来ませんでしたけど、今はゲートが良くなりましたし、違ったレースが出来るのでは、と思っています。芝の得意な相手で、厳しいですが、今後芝路線でも活躍出来るように、良いレースをして欲しいと思っています」と、重賞制覇に意欲を見せる。