《AJCC》トーセンジョーダン・池江寿師「天皇賞・春を」

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GⅠ初挑戦となった前走の有馬記念では5着に敗れたものの、単勝1.9倍の断然1番人気に推されたトーセンジョーダン。
終わってみれば、2着に着けた3/4馬身差の着差以上に完勝といえるレース振りで人気に応えた。

騎乗していた内田博幸騎手は「このメンバーでは負けられないと思っていたし、強さを見せ付けたいと意気込んでいた。58キロを背負っていただけに、ペースが遅くても行き脚はひと息だったが、とても乗りやすい。
位置取りは気にしていなかったよ。馬ががんばってくれた結果。いいコンディションに仕上げ、任せてくれた厩舎関係者に感謝したい」とレースを振り返った。

レースはミヤビランベリがハナを切ると、1000m通過は63秒台のスロー。
それゆえに一気に最終コーナーからペースアップし、凝縮した馬群のど真ん中でレースを進めることになったが
池江泰寿調教師も「4コーナーで前が詰まり、ちょっとひゃっとさせられました。でも、終わってみれば強い内容でしたね。久々は走らないタイプで、使い込んで本気になるのが特徴です。

有馬記念時は、12月入って気温が下がり、絞り切れずに太め残り。使った後は体調がアップしてきましたし、マイナス6キロでも腹周りがすっきりし、走れる体になっていました。
裂蹄による2度の長期休養を挟んだ過去がありますが、最近は爪の状態も安定。しっかり調教でき、レースでも存分に力を発揮できるようになりましたよ。GⅠに向け、展望が開けてきました。
今後は阪神大賞典か日経賞を使い、ドリームジャーニーとともに天皇賞・春を目指したいですね」とコメント。

AJCCの表彰式中に行われていた関西の平安Sでは、管理馬のインバルコがハナ差2着の惜敗。
東西重賞制覇とはならなかったが、この2頭は勿論のこと、今後のGⅠ戦線を池江泰寿厩舎が牽引してゆく一年となりそうだ。

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