「かなり走る馬」11番人気・アティロンがV!/東京新馬

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11年2月13日(日)、1回東京6日目2Rでサラ系3歳新馬(ダ1400m)が行なわれ、三浦 皇成騎手騎乗の11番人気・アティロンが優勝。勝ちタイムは1:27.2(稍)。

2着には1.3/4馬身差で1番人気・パヤドール(牝3、美浦・鈴木康厩舎)、3着には4番人気・スマートレモラ(牝3、美浦・栗田厩舎)が続いて入線した。

レースはオービーレディー、パヤドールらが先行。離れた2番手集団にアティロンら3頭がポツンと置かれる形。
直線に入ると、先頭からスマートレモラ、パヤドールが併せるように抜け出し、一騎打ちの様相。しかし、後方待機のアティロンが上がりは断トツ最速の末脚(3F:37.1)を繰り出し、一気に差し切った。

勝ったアティロンは半兄が同じ杉浦厩舎に在籍、現3勝のルナロッソという血統。 馬主は木浪 巖氏、生産者は新冠の大栄牧場。馬名の意味由来は「人を引きつける(仏)」。

管理する杉浦宏昭調教師の管理馬では、08年産の3歳世代の勝ち上がりは3頭目、オーナーの大波巌氏の所有馬では初めての事。

1着 アティロン(三浦騎手)
「速い追い切りが不足しているぶん、すっと行けなかったけど、砂を被りながらも手応えはあり、外へ出したら伸びそうな感触だった。それにしてもいい脚。びっくりさせられた。これでもエンジンがかかり切っていないくらいだし、かなり走る馬だね」

2着 パヤドール(横山典騎手)
「まだ新馬だもの。見えないところからすっと来られたからね。きっちり相手は交している。よくがんばっているし、これからだよ」

3着 スマートレモラ(蛯名騎手)
「まだ緩いのに、勝ちパターンに持ち込めたように、いいセンスがある。変わってくるよ」

4着 カイカセンゲン(平野騎手)
「乗りやすい馬。うまく壁をつくれ、よくがんばってくれました。走ってきそうです」

5着 メイショウゴウヒメ(武豊騎手)
「いいスピードがあるけど、直線は余力がなかった。1200mくらいがいいね」

7着 ケージーアミーガ(戸崎騎手)
「まだ体が緩いので、前さばきがぎこちない。腰に力が付いてくれば、もっといい走りができますね」

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アティロン
(牝3、美浦・杉浦厩舎)
父:サクラプレジデント
母:チヨノビンコ
母父:フレンチデピュティ


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