≪共同通信杯≫コメント/柴田善臣騎手「今後の大きな舞台が」

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これまで6戦して、脚質自在、デビューから複勝圏を外していない堅実振りをみせていたナカヤナイト。この日は後方のインでジックリと脚を溜めると、直線に入ってジワジワと進出。
先に抜け出したユニバーサルバンクは、ディープサウンドを目標に定めたレース運びで先頭に踊り出るも、ラチから約1頭分のスペースを縫うように伸びたナカヤマナイトが、勝利を確信したかに思われたユニバーサルバンクをゴール前でとらえきった。

「ゲート内でソワソワしていたし、スタートのバランスは良くなかった。イメージした位置取りではなかったけど、課題の折り合いに専念したよ。直線は想像以上の決め手を発揮してくれたね」と語ったのは、デビューから手綱を取り続けている柴田善臣騎手。
普段からインを突く騎乗が目立つ(ユニバーサルバンク騎乗の)ベリー騎手も驚きの最内強襲策は、器用さが持ち味のナカヤマナイトだからこそだろうが、鞍上のファンプレーが光ったことも忘れてはならない。

「一戦一戦、背中の感触が変わってきて、100パーセントの力で推進できるようになってきた。まだ強くなる途上ではあるが、こちらが思っているよりも、成長の速度が早いんだ。この内容ならば、今後の大きな舞台が楽しみになるね」と同騎手。
ディープサウンド、ベルシャザールと過去に敗れた実力馬を降しての重賞タイトルゲット。大将格不在の3歳牡馬戦線において、ナカヤマナイトがクラシックへ大きく名乗りを上げた。

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