トレセンレポート【フェブラリーS】オーロマイスター

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16日、日曜東京11レース・フェブラリーステークス(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

昨年の南部杯に続き、二つ目のG1タイトルを狙うオーロマイスター(牡6、美浦・大久保洋厩舎)は、吉田豊騎手を背に坂路コースで追われ、5F55.0-36.9-24.1-12.2をマークした。

追い切りに騎乗した吉田豊騎手は
「先週併せ馬でビッシリやっていますし、攻めは動く馬なのであまりやり過ぎないようにという指示でした。一頭で気分良く行けましたね。休み明けですが坂路でもコースでも乗って来ていますし、何とか間に合ったかな、という感じです」とコメント。

「南部杯は具合も良く、上手に競馬が出来て力を出せましたが、その後の2戦はリズムが合わず、本来の持ち味が出せませんでした。今回は南部杯と同じ、左回りのマイル戦なので、上手く力を出させてあげたいですね。レースでどう乗るかは枠順が出てからまた考えますが、道中で馬とのコンタクトを良くして、馬を怒らせないようにするのが一番ですね。芝でも走っていたので、軽い馬場のスピード勝負になる方がオーロにとって良いですし、鋭い脚を使うので府中はピッタリだと思います。G1なので強い馬ばかりですが、オーロにとって絶好の舞台で、どこまでやれるのか楽しみを持って臨めます」と、手応えを語った。

同馬を管理する大久保洋吉調教師は、今日の調教内容に関して
「先週、先々週とかなり強いところをやりましたので、今日は乗り役に9分くらい、1ハロン37、37.5ぐらいでと話しましたが、予定通りの調教だったと思います。放牧から帰って来て調教を進めていくうちに、気合いが入って締まって来ましたし、95点以上になったかな。恥ずかしくない競馬が出来るようになって来たと思います」とコメント。

「今回は、南部杯と同じ左回りの1マイルで、いろいろな条件の中でも一番向いていると思います。去年は賞金が足りずに前哨戦を使って3着でしたが、無理がかかって肝心なところでバテてしまったかなという感じでした。今年は前哨戦をパスしてちょっと間は開きましたけど、山元トレセンで乗り込んでくれていますから、良い状態ですよ。中央のダートG1は2着が最高なので、勝ちたいなと思っています。この馬はサンデーレーシングのクラブの馬ですが、クラブの馬が関東にあまり来ないので、頑張らないといけないなと思います」と、中央のG1タイトル奪取に向け、意欲を見せた。