【フェブラリーS】フリオーソ・川島正行調教師「昨年よりも…」

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昨日、フリオーソ(牡7、船橋・川島正厩舎)の調教を担当する佐藤裕太騎手と、波多野敬二厩務員の談話を昨日お送りしたが、管理する地方競馬の名伯楽・川島正行調教師は、追い切り後の共同会見でこう語った。

「昨年のかしわ記念から、今年にかけて、(調教で)脚捌きが素軽くなってきました。今日も馬場が軽いにしても、この上がり時計はいい状態を維持しているんじゃないかと思います。(鞍上が)ゴーサインを出してからの反応は、昨年の(東京)大賞典よりもいいかなと思うほどです」と好感触。

過去には力を要する馬場での活躍が目立ったが、その引き合いに出した大賞典の際には、スマートファルコン2着に敗れるも、ダート2000mを2.00.7で走破。
高速馬場だった開催とはいえ、古馬になって課題の時計勝負にも対応するなど、更なる進化をみせる愛馬の活躍の秘訣については
「(担当)スタッフもこれまで変わりましたが、皆が愛情を持って接してくれているから、長く活躍できるんじゃないかな」と、スタッフへの労いも口にした。

また、気になる08年のJCダート以来の中央競馬参戦については、
「いつも、ジョッキーには余計な指示を出したりしますが(笑)、一昨日、ミルコ(・デムーロ騎手)と食事をしまして、『スタート次第で判断してほしい』と伝えました。
メンバー的には戦ってきた相手ですし、(同型の)トランセンドや枠順の兼ね合いで、(ハナに)行く行かないはありますから。ただ、そんなに速いペースにはならないんじゃないかと思います」
と、昨年も有馬記念を制するなど、目覚ましい活躍をみせたミルコ・デムーロ騎手に信頼を寄せた。

幾多のタイトルを獲得しながらも、意外にも中央競馬では未勝利の川島正行厩舎。
古馬になって更なる上昇カーブを描く秘蔵っ子で、JRA初勝利にしてGⅠレースのビッグタイトルを獲得。そんなシーンがあっても驚けはしないほど、昨年からの充実度は頼もしい。

一番奥が川島師、手綱を引くのが「オリジナルインタビュー」に出演してくれた波多野厩務員