柴田善騎手「将来性は高いよ」ホクシンが差し切り/中山新馬

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11年3月6日(日)、2回中山4日目5Rでサラ系3歳新馬(ダ1800m)が行なわれ、柴田 善臣騎手騎乗の2番人気・ホクシンが優勝。勝ちタイムは1:58.7(良)。

2着には1/2馬身差で4番人気・ユトリロ(牡3、美浦・萩原厩舎)、3着には1番人気・レッドシュライン(牡3、美浦・藤沢和厩舎)が続いて入線した。

レースはヴィザヴィがハナも、ホクシン、ユトリロ、ナイスユニヴァースらが2~3番手に待機。ユッタリとしたペースでレースが流れていたが、5F付近でダンスサイトがマクってハナに立つとペースアップ。
間もなく、ヴィザヴィがハナをとりかえし、直線に向いて粘り込みを図ったが、3コーナー付近で好位に進出していたレッドシュラインが追走。勝負はその2頭の一騎打ちに思われたが、好位で追い出しを我慢していたホクシンがスパートをかけると、一気に2頭を差し切った。

勝ったホクシンの馬主は中村 勝彦氏、生産者は青森の扶桑牧場。馬名の意味由来は「北辰」。 管理する高橋祥泰調教師の管理馬では、08年産の3歳世代の勝ち上がりは3頭目、オーナーの中村 勝彦氏の所有馬では初めての事。

1着 ホクシン(柴田善騎手)
「まだ体が緩いし、なんといっても気持ちに課題。勝負どころの反応は悪かったし、直線で怒られてからやっと動き出した。それで勝つんだから、将来性は高いよ」

3着 レッドシュライン(安藤勝騎手)
「返し馬でもフットワークがひと息だったし、まだぎこちなさが残るね。でも、素質は感じたよ。しばらくは負担をかけないよう、ダートを使っていったほうが良さそうだ」

4着 ヴィザヴィ(松岡騎手)
「息遣いが良くなかった。叩いた上積みは大きいよ。ゲートを出たから行かせたが、控えた競馬もできそう」

5着 タケルハヤテ(石橋脩騎手)
「体が緩く、トモがはまってこない感じ。置かれてしまいました。でも、最後の伸び脚は良かったですね。走ってくる馬ですよ」

6着 ナイスユニヴァース(小林淳騎手)
「もっさりした感じでも、素軽さがあります。好スタートから流れに乗れました。体に余裕があるので、変わり身が期待できますね」

9着 ドラゴンポイント(蛯名騎手)
「ペースが上がったら付いていけなかった。まだ子供っぽいね。使いながら変わってくると思う」

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ホクシン
(牡3、美浦・高橋祥厩舎)
父:ブライアンズタイム
母:ライトアップ
母父:フォーティナイナー


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