弥生賞で世代上位の力を示したサダムパテックは皐月賞へ

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皐月賞トライアル・弥生賞は、サダムパテックが接戦を制して皐月賞へ向けて弾みを付けた。
「朝日杯FSで悔しい思いをしたので今回勝てて非常に嬉しい。また本番と同じ条件で勝てたのも大きい。スタートも思ったより速かったし、上手な競馬をしてくれた」と西園師は笑顔でレースを語った。続けて「岩田君は皐月賞3連覇がかかってるんだってね?ー今年はウチの馬にも十分チャンスがあるのでぜひ達成して欲しいね」と大きな期待を寄せていた。

また同レースで4着に敗れたショウナンマイティも皐月賞に参戦の予定だが、こちらは現在賞金1200万でボーダーライン上。
「権利は取れると思っていたので…。正直、着差を考えると痛いね。ウチの馬は不器用だから、どうしてもああいう競馬になってしまう」と梅田智師は悔しい表情でコメントした。

ブラッドストーンSは、ナムラカイシュウがゴール前でキッチリと捉えてオープン入りを決めた。
「1000万下を勝った時の切れ味が鋭かったから、昇級してもそれなりに走れると思っていた。時計も速いし、一戦毎に強くなっているね」と目野師は地力強化に目を細める。
次走は京葉S(4月17日)に向かう。

大阪城Sは、単勝5番人気のダンツホウテイが首、首、鼻の接戦をモノにしてオープン初勝利を飾った。
「正月の金杯以来の競馬だったけど仕上がりは良かったし、54キロのハンデなら一発があっても良いと思っていた。ジョッキーもこの馬の良さを引き出す乗り方をしてくれた」と平田厩務員はニッコリ。
このあとは六甲S(3月26日)へ向かう予定。

土曜日のチューリップ賞はレーヴディソールが勝利したが、日曜日のアルメリア賞は同じレーヴでも牡馬・トーセンレーヴがデビュー2連勝を飾った。
「まだまだ子供っぽいんですが、走り出すとすごくいいフォームで走るんです。このあたりが血統の良さなんでしょうね。これからが本当に楽しみな素材です」と
吉村師の期待は大きい。次走はリスポリ騎手で毎日杯(3月27日)へ向かう。

仁川Sでワンダーアキュートの2着に敗れて連勝が「3」でストップしたタガノジンガロ。この中間は予定していたフェブラリーSを除外(賞金)された影響もあって調整も難しかったようだ。
「課題の距離をこなせたのは収穫。この馬の力は出せている」と松田博師は素直に内容を評価。
このあとはマーチS(3月27日・中山)になる見込み。