【高松宮記念】共同会見/キンシャサノキセキ「オジサンパワーで…」

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-:キンシャサノキセキ(牡8、美浦・堀厩舎)について橋本調教助手にお伺いします。よろしくお願いいたします。まず前走、59キロを背負って臨んだオーシャンステークスですが、改めて振り返っていただけますか?

橋:スタートは出ましたが、その後二の脚がつかずに後方からの競馬になってしまいました。その分、道中脚を溜められて、終いは良い脚で伸びて来てくれましたけど、届かずの2着でした。59キロを背負っていましたし、今年初戦ということを考えれば、上々の内容だったと思っています。

-:4コーナーでの位置取りを考えますと、直線で一瞬にして前に取り付く脚は素晴らしかったですね。

橋:そうですね。ちょっとゴチャついたところにいて、スッと出せるか不安もありましたし、前の馬ともだいぶ離れていたので。それでも何とか力は見せてくれたかなと思います。

-:連覇を狙う高松宮記念に向けて、厩舎のみなさんの雰囲気はどうだったんでしょうか?

橋:連覇はかかっていますけど、去年の臨戦過程としては、3連勝で臨みましたし、ちょっと負けられないという雰囲気もありまして、スタッフも相当プレッシャーを感じていたんじゃないかと思います。ただ、今年に関して言えば、初戦で負けはしましたし、去年にG1を勝っているので、良い意味でリラックスして良い雰囲気で仕事が出来ていると思います。

-:中間の調整についてはいかがでしたか?

橋:前走のときはレース間隔が開いていましたし、中間も速い時計を出しながらの調整になりましたけど、この中間はレース間隔も詰まっていますし、59キロで上がり最速の脚を使ったので、もしかしたら目に見えない疲れが残っているのではないか?ということで、速い時計を出さずに体力を回復させて関西圏への輸送に備える形で調整を進めています。

-:今朝の追い切りはいかがでしたか?

橋:目に見えた疲れもなく、フレッシュな状態を保っていましたので、息を整える程度ということで、今日の調整も上手く行ったと思います。力を出せる状態だと思います。

-:今年は舞台が阪神の1200メートルになりますけれども、阪神は重賞2勝も含め、非常に相性が良いかと思いますが。

橋:近年は阪神で強い競馬を見せてくれているので、阪神に替わるというのは好材料だと思います。元々輸送はあまり強くない馬でしたが、年齢を重ねてそういう点も解消されてきました。ゲートも得意でない馬なので、外差しの決まる阪神コースは向いているのかな、と思います。

-:馬体重はオーシャンカップ、阪神カップと504キロでしたが、今回はどのくらいでの出走になりそうですか?

橋:この中間はカイバの量を少し調整したので、体重自体は減っていると思います。昨日(3/22・火)の軽量では503キロだったので、輸送も含めますとマイナス6、8キロは減ってくるんじゃないかな、という計算でいます。

-:希望の枠順はありますか?

橋:内でも外でも結果を出しているので、特にありませんね。ゲート内で待たされない偶数番の方がいいかな、というぐらいです。

-:今年のメンバーに関しては、どうご覧になっていますか?

橋:前回負けてしまったダッシャーゴーゴーは、2回対戦して2回とも先着を許していますし、ジョーカプチーノも強い勝ち方をして、連勝中で勢いもありますし、強敵揃いだなという感じはありますね。

-:最後にファンへメッセージをお願いします。

橋:もう8歳馬になりましたし、若くて元気の良い馬たちが一杯出て来ていますけど、オジサンパワーで頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。