研究員・次走の狙い馬

トピックス

ブルーレパード・中舘騎手(牡4、栗東・小崎厩舎)
11月10日 3回福島7日目 小野川湖特別 ダ1700m 3人気2着

先週行われた福島ダ1700mの競走は7鞍。
その中で道中13秒台のラップが刻まれたレースは、このレースを含めて2鞍。
道中2度13秒台が刻まれたレースはこのレースだけだった。
日曜は雨の影響がモロで、全体的に時計が速かったこともあるが、それにしてもこのレースはスローペース。
ゴール前で逃げた勝ち馬が抵抗できたのも、このペースの恩恵に因るところが大きい。
となると、展開不向きの差し勢に目が行くところだが、差し勢は3着馬から3馬身と決定的な差を付けられており、次走狙いとはしづらい。
というわけで、徐々にポジションを押し上げる競馬で勝ち馬を脅かし、3着馬との叩き合いを制した本馬に注目。
これが叩き2走目。順当に良化して好メンバーの2着なら、次走は勝ち切れる。

オースミマコ・和田騎手(牝2、栗東・中尾正厩舎)
11月11日 5回京4日目 2歳未勝利(牝) 8人気3着

好着順をマークした経験のある馬が多数揃ったハイレベルな一戦。
時計自体は前日の新馬戦と同タイムと特筆するものはないが、それ以上にメンバー的な価値が高い。
このレースを2番手追走、最後まで渋太く粘って勝ち馬から0.4秒差の競馬ができたのは収穫大。
差しの利きやすい馬場だったことを考えれば、上々の粘りと言っていいだろう。
距離延長という変わり身要素があったことから、この一戦は決してフロックではない。
牝馬限定戦なら、次走こそ初勝利のチャンスとなる。

ゼンノコーラル・浜中騎手(牡6、栗東・中竹厩舎)
11月11日 5回京都4日目 3歳以上1000万下(混) 9人気3着

前半5ハロン通過63.4秒は、2歳戦並みの緩ラップ。
勝ち馬の素質上位は認めても、流れが相当有利に働いたことも否定できない一戦だった。
この前有利の流れを後方から差して3着に入った本馬。
一時期調子を落としていたが、休みを挟んで復調著しい。
元値はこの条件で4度2着の経験がある実力馬。叩いた次走は更なる前進を期待していい。