【高松宮記念】レッドスパーダ藤沢師「それほど差は無い」

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初GⅠタイトルなるか?レッドスパーダ

24日、日曜阪神11レース・高松宮記念(G1)の追い切りが美浦トレセンで行われた。

前走オーシャンステークス3着のレッドスパーダ(牡5、美浦・藤沢和厩舎)は、助手を背に坂路コースで追われ、4F51.3-37.5-24.7-12.5をマークした。

追い切りに関して、藤沢和雄調教師
「今回は輸送があるので、水曜追いでは間が開くので、木曜に集中してやることにしました。レースを使って間もないので誘導程度でしたけど、順調です。オープン馬としては普通の時計も出ていますし、元気なので大丈夫ですよ」とコメント。

「前走は強い相手との競馬で完敗でしたが、仕方ないなと思っています。この距離では前走の相手が最強だと思いますし、他の馬とはそれほど差は無いと思います。当初はマイラーズカップかダービー卿の予定でしたが、体調も良さそうなので出走することにしました。一度使ってやる気を感じますし、調整は順調です。好位で競馬が出来る、レースが上手な馬ですよ。目標にされるので乗り難しい馬だとは思いますが、乗り方ひとつ、展開ひとつでチャンスはあると思います」と見通しを語った。

その他の重賞出走予定馬に関して、土曜阪神11レース・スプリングステークス(G2)に出走を予定しているサトノオー(牡3、美浦・藤沢和厩舎)については「挫石で調整が遅れていたこともあって、しっかり乗りたかったので、普通キャンターを水、木2回乗りました。かえって予定が延びて良かったと思いますし、今日も馬なりで良い動きでしたよ。順調に来ていますし、乗り方ひとつでチャンスはあると思います」とコメント。

日経賞での復帰を予定しているペルーサ

また、来週以降に出走を控えている有力馬に関する現状についても
ペルーサ(日経賞に出走予定)も順調ですよ。結構使い込んで来ていましたし、かえって間が開いて良かったです。ゲート練習を積んで来て、明日(3/25・金)も練習をする予定ですけど、もう大丈夫です。日経賞を使った後、何も問題がなければ天皇賞・春に向かう予定です。
ダンスファンタジア(桜花賞に出走予定)は、来週輸送するかレース当週に輸送するか検討中ですが、母のダンスインザムードと同じように、こちらでギリギリまで調整することも考えられます。馬は順調です」とコメントした。

東北関東大震災の影響で、厳しい状況に置かれている美浦トレセンだが、藤沢和師は
「こういう時だから明るい話題が欲しいですよね。我々も馬を万全に仕上げていきますから、みんな元気にいきましょう」と報道陣に語り、笑顔を見せた。