【高松宮記念】8歳馬・キンシャサノキセキが史上初の連覇!

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11年3月27日(日)、2回阪神2日目11Rで第41回 高松宮記念(GⅠ)(芝1200m)が行なわれ、U.リスポリ騎手騎乗の3番人気・キンシャサノキセキが優勝。勝ちタイムは1:07.9(良)。

2着には1.1/4馬身差で4番人気・サンカルロ(牡5、美浦・大久洋厩舎)、3着には11番人気・アーバニティ(牡7、美浦・古賀慎厩舎)が続いて入線した。1番人気に支持されたジョーカプチーノは10着に敗れた。

レースはヘッドライナーがハナを主張。レッドスパーダ、キンシャサノキセキ、ジョーカプチーノ、ダッシャーゴーゴーらも差がなく先手を主張。しかし、ダッシャーゴーゴーが1Fを通過したところで、内に切れ込むように、ジョーカプチーノらの進路をカット。
そのままレースが進み、4コーナー手前では、ヘッドライナーの手応えがなくなったところに、ダッシャーゴーゴーが先頭。キンシャサノキセキもマークする形で直線に向くと、キンシャサノキセキがダッシャーゴーゴーを競り落とし、そのまま押し切った。
2・3着争いは中団につけていた同じ社台の勝負服のサンカルロ、アーバニティが併せるように猛追。ゴール前でダッシャーゴーゴーを交わした。ウエスタンビーナスはレース中盤で競走中止。検査の結果、右第1趾骨粉砕骨折で予後不良と診断される結果となった。

勝ったキンシャサノキセキは8歳馬の優勝、また、連覇は高松宮記念史上初めての快挙。 馬主は吉田 和美氏、生産者はオーストラリアのArrowleave Joint Venture。馬名の意味由来は「キンシャサの奇跡」。

なお、騎乗していたウンベルト・リスポリ騎手は今年、初めて日本の短期騎手免許を取得して来日。この日までが免許期間となっており、GⅠは自身初勝利。 フジキセキ産駒のJRA重賞は通算55勝目。管理する堀宣行調教師は、今年は重賞初勝利で、JRA重賞は通算17勝目(うちGⅠは3勝目)。また、3着までを美浦勢が独占する結果となった。

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キンシャサノキセキ
(牡8、美浦・堀厩舎)
父:Fuji Kiseki
母:Keltshaan
母父:Pleasant Colony
通算成績:32戦12勝
その他の重賞勝利:
10年高松宮記念(G1)
09~10年阪神カップ(G2)
09年毎日放送賞スワンS(G2)
10年夕刊フジオーシャンS(G3)
08年函館スプリントS(G3)



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