【中山牝馬S】高野友和師、ヒカルアマランサス「バッチリな追い切り」

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今年2月までは池江泰郎厩舎に在籍し、昨年の京都牝馬S勝ち、ヴィクトリアマイルでも僅差の2着と、牝馬戦線を賑わせたヒカルアマランサス。池江厩舎の解散に伴い、3月からは新規開業の高野友和調教師の下に移籍。2日(土)の中山牝馬S(G3)(芝1600m)で、移籍初戦を迎える。

「こんな新規開業厩舎に、預けて頂いたオーナーに頭が下がる思いで一杯だというのが一番です。お陰さまで順調にここまで来られています」と、オーナーへの感謝の念を口にしたのは、管理する高野友和調教師。
今週の追い切りについては「ジョッキーには『後ろから行って、直線は強めにやってください』と、お願いしたんですけれども、折り合いもついていましたし、バッチリな追い切りはしてくれたと思います」と、好感触を掴んでいる。

また、テン乗りになる岩田騎手についても「岩田さんは初騎乗ですけれども、追い切りにも3回乗って貰いましたし、あれほどの人なので、癖は掴んでくれていると思います。
これまでも、他のレースでこの馬の事は見ていてくれていると思いますし、岩田さんもよく考えて乗ってくれるジョッキーなので信頼しています」と期待を寄せている。
それを裏付けるかのように、3月20日に厩舎の初勝利は岩田騎手の手によるものだけに、信頼は一入といったところだろう。

3月の初勝利に続き、早速、重賞初タイトルへ向けて、大チャンスが巡ってきたが「こちらのやる事は、満足の行く仕上がりで送り出すことです。応援してください」と、同師。
緊迫した状態が続く福島県出身の同師。故郷へ向けてエールを送る重賞初勝利を目指して、ヒカルアマランサスと共に挑む。