【日経賞】トゥザグローリーが重賞連勝で春の盾に王手

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11年4月2日(土)、2回阪神3日目11Rで第59回 日経賞(GⅡ)(芝2400m)が行なわれ、好位の内々を追走していた福永 祐一騎手騎乗の1番人気・トゥザグローリーが直線で後続を突き放して優勝。直線半ばでは他馬が追いすがる中、追い出しを我慢する余裕を見せての完勝だった。勝ちタイムは2.25.4(良)。

2着には2馬身半差で2番人気・ペルーサ(牡4、美浦・藤沢和厩舎)、3着には3番人気・ローズキングダム(牡4、栗東・橋口厩舎)。人気通りの入線で、3連単でも930円という堅い決着となった。

勝ったトゥザグローリーは昨年12月の中日新聞杯で重賞初勝利を挙げると、続く有馬記念では14番人気の低評価を覆して3着に好走。年明けの京都記念を着差以上の勝ちっぷりで重賞2勝目。今回は同世代のジャパンカップ馬、菊花賞馬などを子ども扱いし、あっと言う間に重賞3勝目をマークした。馬主は有限会社 キャロットファーム、生産者は安平のノーザンファーム。馬名の意味由来は「栄光に向って。母名より連想」。

1着 トゥザグローリー(福永騎手)
「もともと緩さを持っていた馬でしたが、前に乗った時と比較にならないくらい良くなっていましたし、年齢を重ねるにつれて、段々シッカリしてきたと思います。世界一(ヴィクトワールピサ)になった馬がいますが、それに負けないくらいのポテンシャルを持った馬です。これから、ますますどんな走りを見せてくれるか楽しみです。今日のメンバーもいいメンバーでしたし、(天皇賞(春)は)距離的なものだけが、課題になると思いますけれど、センスのある馬ですからね。GⅠを勝てる馬じゃないかと思います」

3着 ローズキングダム(武豊騎手)
「最後は伸び負けしましたけれど、悪い内容ではないですし、次に向けて合格点といえるレースでした」

4着 マイネルキッツ(松岡騎手)
「本当にイイ出来で、今までの久々の中でも、一番いい状態でした。次もこのまま順調ならば、負けることはないと思います」

5着 エーシンジーライン(岩田騎手)
「自分の形に持ち込めたし、粘れたと思います。バタっと止まらないですし、3コーナーでもうちょっと楽に行けたら、もっと粘れていたかもしれません」

6着 トップカミング(蛯名騎手)
「頑張ってはくれていますが、この相手で久々ですし、去勢明けですからね。内容は悪くなかったと思います」

9着 ミヤビランベリ(吉田豊騎手)
「ハナに行けず、自分の競馬が出来ませんでした」

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トゥザグローリー
(牡4、栗東・池江寿厩舎)
父:キングカメハメハ
母:トゥザヴィクトリー
母父:サンデーサイレンス
通算成績:12戦6勝
その他の重賞勝利:
11年京都記念(G2)
10年中日新聞杯(G3)



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