【天皇賞(春)】ペルーサ・藤沢和雄調教師共同会見

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-:天皇賞に出走を予定しているペルーサ(牡4、美浦・藤沢和厩舎)について、藤沢和雄調教師に伺います。よろしくお願いします。今朝(4/27・水)の追い切りですが、芝コースで前の2頭を追いかける形での調教でしたが、評価はいかがですか?

藤:日曜日に雨が降って、本馬場の状態も良さそうだったので、使いました。馬なりでしたが、動きも良かったし、乗っている者も良かったということなので、順調に来て良かったです。

-:前走後の調教過程をお聞かせください。

藤:前走を使ってからそれほど間が開いていませんが、一度牧場へ帰って、それからまたすぐに厩舎へ帰って来ました。元気は良かったですけど、少し背中に疲れがあったり、調整ではあまり時計が出ていませんでしたね。

-:前走は最後までジリジリと脚は使いましたが。

藤:そうですね。勝った馬も強かったですし、周りの馬もみんな成長しているだろうし、私の馬は休み明けだったのでしょうがないかな、と思っています。

-:昨年の有馬記念など、厳しい競馬を経験されて、良くなっている面もかなりあると思いますが。

藤:競馬はいつも頑張ってくれましたが、スタートで後手を踏んで長い間上手く行きませんでした。ここ2戦は、一応その辺はクリア出来たので、後は競馬の流れに乗って、自分で上手に対応出来るようになってもらいたいと思います。

-:その辺りの対策としてはいかがでしょうか?

藤:実戦でやっていくしかないかな、と思っています。

-:京都芝3200というコースに関してはいかがですか?

藤:どちらかというと、スタートでゆっくり出て行って、終いだけ帳尻を合わせるような競馬しかしていなかったので、道中に坂があっても、気負って行ってしまうということはありませんからね。「終いだけ走ればいいんだろう?」というスタイルでいつも走っていたので、今度は前半中盤で、もう少しみんなと一緒に走れるようになって来ないと勝ち負けは出来ないと思います。

-:馬体で変わってきたところはございますか?

藤:それほど大きくは変わっていません。2回目の競馬ですが、2回とも西に行くので、それほど増える感じではありませんね。

-:去年の今頃も期待の大きかった馬ですから、大きなタイトルを取りたいですね。

藤:そうですね。去年の今頃は負けていませんでしたからね。またそれを思い出して頑張ってもらいたいです。

-:今回はどんなレース振りを思い描いていらっしゃいますか?

藤:初めての長距離ですが、先ほど話したように、道中は一生懸命走らないだろうし、スタミナをロスすることも無いと思うので、上手にリラックスして好位で競馬をして、最後まで頑張ってもらいたいと思います。

-:期待のほどをお聞かせください。

藤:同級生はみんな強いですけど、私の馬もその強い世代の仲間ですから、何とか頑張ってもらいたいです。応援してください。