≪NHKマイルC≫矢作調教師「英遠征は状態を見極めて…」

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1着 グランプリボス(C・ウィリアムズ騎手)
「偉大な馬に乗ることができ、感謝するしかない。矢作調教師の努力により、こんなにすばらしい馬ができたのだと思う。これまでのビデオを見て、前2戦の敗因も研究したつもり。ときどき性格ががらっと変わるけど、力を出し切れればこういう強いレースができる。1回目の騎乗では本当の特徴はつかめないもの。また乗せてもらいたいね」

(矢作芳人調教師)
「朝日杯FSに続き、二つ目のG1となりますが、前回よりはるかにプレッシャーを感じていました。負けてはいけない馬が年明けは連敗。その2戦は、ここを獲るためのステップだったわけですし、かける気持ちは強かったですよ。
正直に言えば、直前の飼い食いや馬がしぼんだ雰囲気から、調子は少し下がっていたと思います。心配性の担当者(スーパーホーネットも手がけた久保公二調教助手)には大丈夫だと励ましていたのですが。マイナス6キロ止まりだったので、ほっとしていたんです。ぎりぎりにつくったのに、馬はよく耐えてくれました。
ジョッキーには調教にも跨ってもらい、特徴をつかんでいましたので、特に指示はなし。前に壁をつくりたいところで行きたがり、見ていて不安でしたが、そんな苦しい状況を克服してくれた馬に感謝するしかありません。
きょうは親友の奥さんの弔い合戦(松田博司厩舎の森田直行厩務員の夫人である英子さんが6日に逝去)のつもりで臨みました。紆余曲折があったぶんも、感激しています。計画しているロイヤルアスコット開催(セントジェイムズパレスS・G1、6月17日、アスコット競馬場)への遠征は、しっかり状態を見極めたうえ、ゴーサインを出します」


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