【羽田盃】19年振り快挙!牝馬クラーベセクレタが圧勝で第1冠!

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5月11日(水)、大井競馬場で行われた南関東重賞・第56回 羽田盃(SⅠ)(3歳、1着賞金:3,500万円、ダート1,800m)は、戸崎圭太騎手騎乗、単勝1.2倍の圧倒的1番人気・クラーベセクレタ(牝3、船橋・川島正厩舎)が好位追走から楽に抜け出し圧勝。勝ちタイムは1.52.1(不良)。

2着には7馬身差で4番人気・シングンボス(牡3、大井・三坂盛厩舎)、3着には6番人気・ヴェガス(牡3、川崎・八木仁厩舎)がそれぞれ入っている。なお、2番人気に推されていたキスミープリンスは、内田博騎手が10Rで落馬、柴山騎手に乗り替わり。好位の外目追走から直線、伸びを欠き6着に敗れている。

勝ったクラーベセクレタは昨年6月にホッカイドウ競馬でデビューすると、栄冠賞(H2)、フローラルカップ(H3)と北海道重賞を2勝。暮れに南関東へ転入すると東京2歳優駿牝馬(SⅠ)を圧勝し、今年に入ってからもユングフラウ賞(SⅢ)、京浜盃(SⅡ)と重賞を連勝していた。馬主はサンデーレーシング、生産者は安平のノーザンファーム。馬名の意味由来は「秘密の鍵(西)」。

牝馬の羽田盃制覇は92年のカシワズプリンセス以来、19年振りの快挙となった。なお、戸崎圭太騎手は、一昨年のナイキハイグレード以来、2度目。川島正行調教師も一昨年以来、3度目の優勝。

1着 クラーベセクレタ(戸崎圭太騎手)
「今日は無事にスタートだけきってくれれば、結果はついてくると信じていました。返し馬で雨が打ちつける音が凄かったので、そこで落ち着かせるようには意識しました。もともと2~3番手でも競馬は出来ていましたし、馬群の中で競馬をしてもいいかと思っていたので、(他馬)いかせる形になりました。
競馬を知っているというか、センスがいい馬なので、3~4コーナーでは自分から動いてくれました。前回もモノ見をして走っていたくらいで、まだ余裕がありますね。距離が延びても問題ないし、現時点では課題はないです」

(川島正行調教師)
「完勝といえる内容で、次走(東京ダービー)へ向けて自信が持てました。状態の良さもあって、これだけのタイムでも走れたと思います。今日はハナに行ってもいいし、展開面はお前に任せるぞという事で、戸崎君に頼みましたが、彼も自信を持って乗ってくれたと思います。今後はダービーへ向けて、しっかり調整していきたいと思います」

3着 ヴェガス(酒井忍騎手)
「砂をかぶっても大丈夫だったし、こういう馬場も問題ありませんでした。収穫のあるレースでしたよ」

5着 ブラックサンダー(柏木健騎手)
「力はある馬ですが、勝った馬にマークされる形でしたし、勝ち馬が別格過ぎました」

6着 キスミープリンス(柴山騎手)
「勝ち馬を追いかけたし、もっと内に入れたかったんだけれど、隣に馬がいて入れられませんでした。こういう馬場の影響もありましたね。でも、凄く背中のいい馬でしたよ」

クラーベセクレタ
(牝3、船橋・川島正厩舎)
父:ワイルドラッシュ
母:シークレットルーム
母父:タイキシャトル
通算成績:10戦7勝(うちJRA2戦0勝)
主な勝ち鞍:東京2歳優駿牝馬
京浜盃
ユングフラウ賞



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