【オークス】アカンサス・畠山師「末脚生かしたい」

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‐:アカンサスについて畠山吉宏調教師にお聞きします。よろしくお願いします。最終追い切りを終えられて、内容、評価をお聞かせください。

畠:普段から坂路で追い切っていますが、今日も坂路で、騎乗予定の北村宏司騎手に乗ってもらって追い切りをしました。単走でも時計の出る馬なので、前半は折り合いを気を付けて、余力を持って終いを伸ばすという予定でしたが、非常に折り合いも良く、上手く調教をこなしてくれたと思います。

‐:追い切り後、北村宏司騎手とはどのような会話をされたのでしょうか?

畠:何点か話しましたが、凄く良さそうな感触は受けてくれていました。

‐:前走のスイートピーステークスを振り返っていただきたいのですが、どのように映りましたか?

畠:新馬からの3走は中山で使っていましたけど、そのレース振りから見ても、東京コースはこの馬の持ち味が生きてくれそうだな、と思っていました。期待通りに終いの脚を使って勝ち上がってくれたので、全てにおいて上手くいったな、という感じです。これで権利は取れましたので、後はレース後の馬体ですね。食いが渋る馬なので、そこさえこなせさえすればオークスへ、と思っていました。

‐:アカンサスのデビューは11月でしたが、これは予定通りだったのでしょうか?

畠:そうですね。社台ファームさんでジックリと調整して送り出してもらった馬なので、予定通り年内デビューが間に合った、という形です。その後も順調に来れたと思います。クラシックうんぬん、というよりは、入厩して少し速い追い切りをやってみた時の感触で「これは良いモノを持っているな」ということは確認出来たので、厩舎としては、新馬から期待を持って送り出すことが出来ました。

‐:デビューからの4戦をご覧になって、アカンサスのセールスポイントはどういうところになりますか?

畠:結果が示す通り、毎レースで上がり最速で上がって来るように、終いの脚は良い物があると思います。あと、折り合いに関しても、道中掛かることがほとんど無く折り合える点がこの馬のセールスポイントだと思います。

‐:東京の2400でどういう競馬をされるか、イメージが湧いてくるかと思いますが。

畠:そうですね。前走のレースが終了してすぐに、騎乗してくれた後藤騎手が「距離に関しては問題が無いんじゃないか」という感触を、テン乗りでも受けてくれていましたので、今回乗り役が変わりますけど、それほどコントロールが難しい馬ではないと思いますので、こなしてくれると思っています。

‐:どういった展開、流れで運んでいければ、とお考えですか?

畠:距離が一気に延長しますから、やっぱり道中は折り合いに専念して、スタミナをロスしないように直線へ運べれば、必ず終いに良い脚を使ってくれると思っていますので、道中の折り合いがカギだと思います。

‐:スタンド前からのスタートになりますが、枠順に関しての注文はありますか?

畠:枠順というより、スタートがどちらかというとモタモタッと出るタイプなので、枠順うんぬんよりも、良いスタートが切れれば、と思っています。

‐:最後に応援しているファンに向けて一言お願いします。

畠:前走後もすこぶる順調に来ています。アカンサスの末脚を生かせるような競馬をしたいと思いますので、応援よろしくお願いします。