主役たちの年越し

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阪神カップで今季3つ目の重賞勝ちを飾ったスズカフェニックス(牡5、栗東・橋田厩舎)。
ここ2戦は歯がゆい競馬が続いていただけに、今年最後のレースで鬱憤を晴らせた模様。
「デキがよくなっていたし、外目の枠も良かった。勝ててスッキリした」と児玉助手は終始笑顔。
今後について聞くと、「来春の高松宮記念が目標。たぶん放牧に出さず厩舎に置いて調整すると思う」と同助手。
この馬本来の状態で出走できれば同一GI連覇の可能性は十分。

また同厩舎で鳴尾記念で3着だったアドマイヤフジ(牡5、栗東・橋田厩舎)の次走は、中山金杯に決まった。
「中日新聞杯のハンデが57.5キロだったから今回も同じ斤量でしょうね。前走内容が良かったので今度も引き続き期待はしています」と中内田助手。

白百合Sを快勝した後、骨折で休養していたオースミダイドウ(牡3、栗東・中尾正厩舎)は、年明けの京都金杯で復帰する。
「やる毎に動きは良くなっている。まだ2週間あるのできっちり仕上がると思う」と谷口助手。
なお鞍上は和田騎手が騎乗する。

骨折明けの鳴尾記念でアドマイヤフジと同着の3着だったアドマイヤオーラ(牡3、栗東・松田博厩舎)も京都金杯へ向かう。
「やっぱり力はある。体も凄く良くなっていたしな。叩いた上積みは大きい」と松田博師。

また愛知杯で3着のアドマイヤキッス(牝4、栗東・松田博厩舎)は、京都牝馬Sで巻き返しを狙う。
「勝った馬に巧く乗られた。そう差はなかったし悲観はしてない」と同師。
ともに鞍上は安藤勝騎手とコンビを組む。

先週の北摂特別を勝ち3連勝を果たしたマルカフェニックス(牡3、栗東・松永昌厩舎)は、1月5日・新春Sで4連勝を狙う意気込み。
「期待馬がようやく軌道に乗った感じ。前走内容ならマイルぐらいまで距離は持つと思う。次も楽しみだね」と瀬戸口助手。
能力はここに入っても互角かそれ以上のモノを秘めており昇級でも侮れない存在だろう。
先週の愛知杯を制したディアデラノビア(牝5、栗東・角居厩舎)は京都金杯で重賞2連勝を狙う。 「仕掛けて抜け出してからの脚は凄かった。今の状態なら次も楽しみです」と村山助手助手。 先週の愛知杯で2着に粘ったニシノマナムスメ(牝3、栗東・河内厩舎)は、今週中に宇治田原優駿ステーブルに放牧に出すことが決まった。 また同厩舎で疝痛のため開腹手術を行い放牧に出されていたマルカシェンク(牡4、栗東・河内厩舎)は、今月12日に厩舎へ帰厩。 順調ならこの後はニューイヤーS(中山・1月19日)で戦列に復帰する見込み。