実績馬・フィフスペトルが1年3ヶ月振りの勝ち星…夏至ステークス

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11年6月26日(日)、3回中山4日目11Rで夏至ステークス(芝1800m)が行なわれ、蛯名 正義騎手騎乗の1番人気・フィフスペトルが逃げ切り勝ち。勝ちタイムは1:46.8(良)。

2着には3/4馬身差で3番人気・オペラブラーボ(牡7、美浦・久保田厩舎)、3着には7番人気・トップカミング(セ5、栗東・境直厩舎)が続いて入線した。

勝ったフィフスペトルは、2歳時には朝日杯FSで2着などの実績を持っていたが、昨年3月の東風S以来の勝ち星。 馬主は有限会社 キャロットファーム、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味由来は「5枚目の花びら」。

1着 フィフスペトル(蛯名騎手)
「1番枠を引いたので、陣営ともある程度は前へ行く作戦を相談していた。好スタートを切り、すんなりハナへ。いいラップを刻めたよ。少し足踏みしていたとはいえ、もともと能力はトップクラス。またいい状態に戻ってきた。この距離も守備範囲。もっと伸びてほしい馬だね」

2着 オペラブラーボ(後藤騎手)
「欲をいえば、勝ち馬の真後ろあたりのポジションが理想だったが、最高のレースはできたいと思うよ。加速が付き、追い付くまでが速かった。でも、もうひと伸びされてしまったよ。この内容なら、完全に立ち直ったと判断していいし、順調ならばチャンスは近い」

3着 トップカミング(小坂騎手)
「気難しいのが課題の馬。自らやめさせないよう、そして、喧嘩しないように注意しました。ポイントで気を抜く面を見せたとはいっても、最後までがんばっています。能力は高いものがありますので、これがきっかけになるといいですね」

4着 ホワイトピルグリム(松岡騎手)
「京都の2000mだったら力を出せるが、中山の1800mは忙しい。器用さがないからね。他馬にすっと行かれ、苦しい位置取りになった。いい脚は見せているし、適条件ならばもっとやれる」

5着 ダイシンプラン(田辺騎手)
「使われながら状態を上げています。ひっかかるところがある馬なのに、うまくリズムに乗れ、道中の感じは良かった。オペラブラーボと一緒に上がっていければ、際どい勝負になったと思いますよ」

6着 デストラメンテ(小林淳騎手)
「だいぶいいころの雰囲気が戻ってきましたよ。7歳になったとはいえ、衰えは感じません。正攻法の競馬でもムキにならず、よくがんばっています」

7着 メインストリーム(鮫島騎手)
「1年以上の休養明けでも、状態は良かったですよ。ただ、もう少し前で競馬をしたかったですね。距離が延びていいタイプ。条件が揃えば、もっと走れます」

8着 フライングアップル(北村宏騎手)
「外に出したいところでも、やめる面に配慮して我慢させた。きょうは落ち着きがあったし、立ち直りの兆しはうかがえる。立ち回りひとつで、もう少し脚が使えるはずだよ」

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フィフスペトル
(牡5、美浦・加藤征厩舎)
父:キングカメハメハ
母:ライラックレーン
母父:Bahri
通算成績:16戦4勝
重賞勝利:
08年函館2歳ステークス(G3)

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