11年9月17日(土)、4回中山3日目9Rでカンナステークス(芝1200m)が行なわれ、吉田 豊騎手騎乗の4番人気・ビウイッチアスが優勝。勝ちタイムは1:08.2(良)。

2着には1/2馬身差で3番人気・ブランダムール(牝2、美浦・粕谷厩舎)、3着には7番人気・トウケイヘイロー(牡2、栗東・清水久厩舎)が続いて入線した。1番人気に支持されたコスモメガトロンは10着に敗れた。

レースはオレニホレルナヨがハナをきったところにスタートを失敗したコスモメガトロンが掛かり気味に後方から競りかけにいくトリッキーな展開。 直線に向いても、オレニホレルナヨがしぶとく馬群から抜け出すと、内からビウイッチアス、外からブランダムール、トウケイヘイローが追走。 しかし、スパートをかけるタイミング、ロスのないコース取りでレースを進めたビウイッチアスが一足先にゴールを果たした。

勝ったビウイッチアスは新馬戦ではエクセルシオールの2着に敗れたが、未勝利戦(新潟芝1400m)の前走を快勝していた。 同馬はおじにクラスターC勝ちのゴールデンチェリーがいる血統で、新種牡馬のダイワメジャー産駒。 馬主は井上 一郎氏、生産者は日高のいとう牧場。馬名の意味由来は「我々をうっとりさせて」。

1着 ビウイッチアス(吉田豊騎手)
｢利口な馬ですね。ゲートの出も良くて、かかりませんでした。最後も狭いところから抜け出してくれました。良いものを持っていますね｣

2着 ブランダムール(田辺騎手)
｢動きも良く、走る馬ですね。この前は一回使って馬がピリピリしていましたけど、中間にゲート練習をしてもらったり、メンコをつけたりした分、今日は良くなっていました。行く競馬をしたくなかったので、負けはしましたけど、今日は理想的な競馬が出来ました。こういう競馬が出来れば、もう少し距離の融通もきくと思います｣

3着 トウケイヘイロー(武豊騎手)
｢短いところでは、良い脚を使いますね。直線半ばまで良い感じで、そこから最後はフラフラしましたけど、良いものがありますよ｣

4着 オレニホレルナヨ(和田騎手)
｢2番手で我慢しようと思いましたけど、かかるので行きました。抜けてからは良い感じでしたし、終いまでしっかり走ってくれました｣

5着 ヒヅグータス(西田騎手)
｢こういう差す競馬を覚えてくれば、段々良くなって来ますよ｣

10着 コスモメガトロン(柴田大騎手)
｢スタートがひと息で、この馬のリズムで走ることが出来ませんでした｣

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ビウイッチアス
(牝2、美浦・武藤厩舎)
父：ダイワメジャー
母：フィールドソング
母父：Gulch
通算成績：3戦2勝

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