専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
先週未勝利も、今週は勝てる!
2016/5/5(木)
どうも!美浦の古川です。
先週の当欄で取り上げた短期免許で来日中のH.ボウマン騎手だが、先週は勝ち星を挙げられず未勝利。でも今週は最低でも1勝は挙げそうだ。
本日のトレセンでいつものように手塚貴久調教師に取材すると「これはかなり上を狙える」という期待馬の名前が挙がった。それは日曜東京5R・3歳上500万下のベストマッチョだ。デビュー戦の時はそれほど期待されておらず「稽古の良さを実戦に活かせれば楽しみ」という程度。しかし、好位から直線で抜け出して快勝したレースぶりは素質の高さを感じさせ、この内容に手塚師もトーンが上がった様子。
▲新馬勝ちをしたベストマッチョ
そのベストマッチョの最終追い切りに跨がったのが鞍上のボウマン。ウッドチップコースで一杯に追われる併走馬(3歳未勝利)を馬なりで0秒2先着しており、ボウマン自身もかなり手応えを感じた様子だ。手塚師は「体は絞れたし、状態は前走以上。初戦の勝ちっぷりからココも期待している」と星勘定に挙げている。
2週目となるボウマンだが、手塚厩舎の管理馬を含めて土日で12鞍に騎乗。日曜のベストマッチョの前に勝つ可能性もあるが、同馬のレースぶりも含めて注目したい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。