専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
リーディング争いに横ヤリを入れるジョッキーは……?
2017/11/30(木)
どうも!美浦の古川です。
11月も今日で終わり、今週末からは師走競馬。そこではリーディング上位のジョッキー達が、タイトルを意識した攻防が繰り広げられる。
現在のリーディングジョッキーはルメール騎手が175勝でトップとなり、165勝で戸崎圭太騎手、159勝でMデムーロ騎手が続いている。先週はルメール、戸崎とも2勝、Mデムーロも3勝と、3人のジョッキー達は思ったよりも固め打ちができなかったが、これは短期免許で来日中のムーア騎手の影響が大きい。先週だけで7勝も荒稼ぎしており、リーディング争いを演じているジュッキー達にとっては「目の上のたんこぶ」である。
今週もムーアを含めた卍巴(まんじどもえ)の勝ち星争奪戦となりそうで、土曜は中山で戸崎とムーア、阪神でルメールとMデムーロが騎乗。そして、日曜はチャンピオンズCが行われる中京でルメール・戸崎・ムーアの3人が戦う。中京での星の奪い合いを尻目に、阪神に居残るMデムーロが鬼の居ぬ間にどれだけ勝ち星を積み上げられるかが注目で、それによっては今後のリーディング争いがもっと面白くなるだろう。
さて、これらのトップジョッキーは馬券に絡む確率が非常に高いが、その一方で騎乗する馬は過剰な人気になることもある。その馬が馬券圏内から消えた時はオイシイ配当にありつけることが多い。週末の「穴ズバッ」ではそれを踏まえて馬券に絡みそうな穴馬を取り上げるのでお楽しみに!
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。