専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
今週もイイ馬券になりそうな話が…
2019/3/7(木)
どうも!美浦の古川です。
今週のトレセンは水曜こそ穏やかだったが、木曜は雨で肌寒いくらいの天気。まぁ、不安定な空模様も春が近づいている証しだな。クラシックももう目前だし、真新しい青ゼッケンをつけた2歳馬もチラホラ見かけた。
近頃は4月下旬のブリーズアップセールを過ぎると、一気に2歳馬の入厩が増えるようなった。3歳の新馬戦も今開催で終わってしまうし、競馬のサイクルが全体的に早まっているのを実感せずにはいられない。
それはさておき、先週の振り返りも少ししておこうか。
弥生賞のニシノデイジー(牡3、美浦・高木登厩舎)は4着。懇意にしている勝浦が鞍上で大いに注目していたんだが、道中かなり掛かり気味だったのが最後伸びを欠く結果になってしまったな。
重い馬場がそこまで影響したとは思えず、本番に向けては課題がハッキリと露呈した格好だ。ただ、皐月賞では人気も落ちるだろうし、相手が強化されてタフな競馬になった方が持ち味がいきるタイプ。巻き返しへ向けた陣営の奮起を期待したい。
今週からローカルは小倉から中京に替わっての三場開催。土日ともイイ馬券になりそうな話が聞けたので、金・土曜更新の「厳選馬」は要チェック!楽しみにしていて欲しい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。