専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
馬券直結!皐月賞のネタとともに…
2019/4/11(木)
どうも!美浦の古川です。
先週の桜花賞はグランアレグリア(牝3、美浦・藤沢和厩舎)がレースレコードの1分32秒7でV。朝日杯FS以来のブッツケだったが、さすがは藤沢厩舎。ブランクを感じさせない見事な仕上げで戴冠に導いたな。
それと土曜日の中山10Rではマイネルファンロン(牡4、美浦・手塚厩舎)が逃げ切って、手塚貴久厩舎が今年待望の初勝利をマーク。このコラムでも触れていたが、ようやく長いトンネルを抜けてくれた。
悪い流れを断ち切って調教師もホッとした様子で、トレセンで話をしてても先週までとは雰囲気が一変。いつもの強気な「手塚節」が戻ってきて、コチラも嬉しくなってしまった。
運とか流れっていうのは不思議なもので、こういうケースだとこれまでの不振がウソのように2勝目、3勝目とポンポンいくことが結構あるもの。今週の手塚厩舎には特に注目しておいて欲しい。
さて、今週は牡馬クラシック一冠目の皐月賞。ともに3戦3勝、西のサートゥルナーリア(牡3、栗東・角居厩舎)と東のダノンキングリー(牡3、美浦・萩原厩舎)が激突する。これに2歳王者アドマイヤマーズ(牡3、栗東・友道厩舎)や中内田厩舎のヴェロックス(牡3、栗東・中内田厩舎)、実績上位ニシノデイジー(牡3、美浦・高木登厩舎)あたりがどう挑むか。例年以上にメンバーが揃って、面白い競馬になるのは間違いないな。
今週も三場開催で、馬券直結のオモシロイ話を沢山入手。皐月賞のネタとともに、金・土曜更新の「厳選馬」で紹介しようと思うので楽しみにしていて欲しい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。