専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
1勝クラスなら力が違う!休み明けもイキナリ狙い撃ち!
2019/11/7(木)
どうも!美浦の古川です。
先日、浦和競馬場で行われたJBCの3競走は結構な盛り上がりを見せていたようだな。
主催者的には、JBCスプリントで藤田菜七子のコパノキッキングが勝ってくれれば最高だったんだろうが、強気な競馬で大接戦の2着。堂々とした騎乗で、スリリングなレースを演出していた。
逆に残念だったのは、JBCレディスクラシックでモンペルデュが落馬。騎乗した戸崎がかなり重度の骨折を負ってしまったこと。どうも年内復帰は厳しいようだ。
競馬にケガは付き物だし、皆勝とうと必死なのは分かるんだが、もっと安全でフェアな乗り方ができなかったものか…。こんなアクシデントを目の当たりにすると、先週土日で9勝の固め撃ちをしたルメールの余裕溢れる騎乗ぶりとのギャップを痛感させられるよな。
アクシデントといえば、骨折で7か月ぶりの休養から今週復帰予定のニシノカツナリ(牡3、美浦・水野厩舎)。土曜の東京7R・3歳上1勝クラスにスタンバイ。
未勝利V後、立て続けに重賞へブツけてアーリントンCではアワヤの4着。骨折という代償を払う格好にはなったが、丹念に乗り込まれて万全に近い仕上がり。
「1勝クラスなら力が違う」という陣営の言葉通り、ハッキリと能力の違いを見せ付けてくれそうだ。それなりに人気はするだろうが、イキナリ頭から狙い撃ちするつもりだ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。