専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【日曜勝負レース予想】名手の進言あり!意欲の出走で決める!
2019/11/23(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜の東京は1日中雨模様。かなり寒かったし、馬場も芝、ダートが不良。一筋縄ではいかないレースが多かったな。
日曜も昼くらいまでは雨が降る予報もあるし、道悪競馬は免れない。馬券作戦は買い方とレースの資金配分を工夫しないとダメだろう。何とか秋の東京開催最終日をイイ形で締めくくりたいものだ。
前半に資金稼ぎをして、余裕をもってジャパンCを含めた後半戦に向かえる形が理想的。その意味で狙いってみたいのが、東京2R・2歳未勝利のアドマイヤルプス。
デビュー戦は流れに乗れず、掲示板確保が精一杯って感じだったんだが、2戦目の今回はさすがに違うハズ。馬具を工夫するみたいだし、走らない馬ならルメールが「もう1回乗せて欲しい」なんてまず言わない。
先日、オーナーの近藤利一会長が亡くなってしまったし、お世話になったお礼も込めて弔いの勝利を故人に届けたいところだろう。
後半のレースだと東京10R・ウェルカムSも興味深い一戦。能力的には関西馬のヴァンドギャルドあたりかなと思うんだが、同枠のバリングラも面白いゾ。
先週、京都へ遠征する予定もあったが、デットーリの来日が遅れた関係もあって今週へシフト。前走で勝利に導いたデムーロが「先生、この馬中距離の馬ダヨ」と進言したのも受けて1800mへGOサインを出し経緯がある。
芝の回復具合が不透明だが、ある程度渋った馬場は得意なタイプ。名手ムーアの手腕込みで食指が動くな。人気も結構割れそうだし、オッズ次第じゃ枠連で流して買ってもイイと思ってる。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。