専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
粗削りながらダート適性は相当高い!
2019/11/28(木)
どうも!美浦の古川です。
関東地方もグッと寒くなって、不覚にも風邪をひいてしまった。巷で流行り出してるインフルエンザではなく、高熱等も出なかったのは幸いだが、皆さんも体調管理には十分ご注意を。
先週のジャパンカップ(G1)は国枝厩舎の3歳牝馬・カレンブーケドールが2着。あそこまで行ったら津村に初GIを獲らせてやりたかったが、馬はまだ伸びシロがありそうだし、今後も楽しみだな。
今週は中京でダートの頂上決戦・チャンピオンズカップ(G1)が行われるな。といっても、関東からのエントリーはサトノティターン1頭だけ。
ダートの高額条件が関西勢に席捲されて久しいが、一極集中より拮抗したライバル同士の争いが欲しいよな。そのほうが観ていて面白いし、切磋琢磨でお互いのレベルアップにもつながると思うんだがどうだろう。外国馬不在のJCも何か物足りなかったしな。
さて、今週からは開催替わり。中山、阪神、中京の3場開催となる。ここでは、美浦から先々も楽しみな2歳馬を1頭紹介しておこう。今週日曜の中山7R・2歳1勝クラスに出走予定のアイオライト(牡2、美浦・武藤厩舎)。
初ダートだった前走の未勝利戦が10馬身差の大楽勝。スンナリ先行し直線ワンサイドで1分11秒9の好タイム。まだ粗削りながら、2歳の秋にこれだけ動けるのだからダート適性は相当高い。東京開催をパスして仕上がり面にも不安なし。昇級でもV2が有望だろう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。