専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
万全の態勢!イイ雰囲気で初戦から間違いなく動けそう!
2020/1/23(木)
どうも!美浦の古川です。
ようやくスケジュールが通常モードになって、トレセンも普段の落ち着きを取り戻した感じだな。
今日の美浦は寒くて小雨も降ったが、取材で歩き回る分には支障のない程度で助かった。
それと、先週、愛知杯をデンコウアンジュで制してデビュー以来初めての小倉重賞Vを飾った柴田善臣。当初、蛯名で予定していたところを落馬負傷で回ってきたチャンスを見事にモノにしてみせた。
乗り鞍こそ全盛期に比べれば大分減ったが、ここぞの場面で見せる冷静な手綱捌きはさすが。今週はタイミングが合わず、祝福の言葉をかけることはできなかったが、やっぱり昔からよく知るベテランの頑張りは嬉しい。関東だと短期免許のマーフィーが独走状態だけど、他の中堅・若手にも奮起して貰いたいな。
最後に今週出走予定のオススメ3歳を紹介。日曜の中山6R・3歳新馬に出走予定のブライトオーシャン(牡3、美浦・新開厩舎)だ。
新種牡馬マジェスティックウォリアー産駒で、500キロを超える大型馬。パワー豊かで、いかにも中山ダ千八が向きそうなタイプ。「万全の態勢。イイ雰囲気で初戦から間違いなく動けそう」と師も色気タップリだったゾ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。