どうも!美浦の古川です。

土曜は東西で重賞が組まれているが、両方ともシッカリとした役者が揃って面白いメンバー。

いずれもG1へ向けた重要な前哨戦。本番を前に、オーナーサイド、乗り役、厩舎、それぞれの陣営の思惑も交錯するから余計に面白いんだ。春競馬は始まったばかり。本線でズバッと決めて、一気に勢いに乗りたいところだな。

【土曜中山11R オーシャンS(G3)】

<本命馬>
昨秋のスプリンターズSで初G1制覇を飾ったタワーオブロンドンがここから始動。58キロを背負って追われる立場になるが、短距離へ完全シフトしてからの充実ぶりは本物。3連勝で貫禄を示してくれるだろう。

<激走候補>
穴だったら、7歳のベテランながら衰えを一切感じさせないキングハート。今回はブリンカーを着用するんだが、陣営は「ケイコで着けた感触が良くて効果がありそう」と一発を匂わせていたからな。大駆けに注意だ。

【土曜阪神11R チューリップ賞(G2)】

<本命馬>
3戦3勝で2歳女王に輝いたレシステンシアが順調に仕上がってきたみたいだな。1分32秒7のレコードを、逃げて最速上がりで叩き出したんだから並のスピードと心肺能力じゃない。充電効果で成長もしてるみたいだし、無敗のまま桜花賞へ駒を進める可能性が大。

<激走候補>
レシステンシアとの兼ね合いがカギになるが、フェアリーSを鮮やかに逃げ切ったスマイルカナのスピードもなかなかのモノ。丹内は以前から調教で跨っており「本当に良い馬」と高く評価、「控えるより行った方が味がありますね」と積極策をとる構え。自分の競馬に徹して、スンナリとハナへ行ければ面白い。