調教ビフォーアフター馬
◎ダノンタッチダウン
(牡3 栗東・安田隆厩舎)

調教の動きから本格化気配が感じられる1頭。苦杯をなめた春の2戦はどちらも苦手な道悪。18着に大敗した皐月賞時の最終追いではトモを滑らせる場面があるなど、稽古では目立った時計を出していませんでした。

ところが夏を越して馬体がひと回り成長したこの中間は、調教の動きが3歳春とは一変。中2週での出走だったNHKマイルC4着時は坂路調整のため前々走皐月賞18着時の時計との比較ですが、違いは一目瞭然でしょう。

BEFORE (2走前:皐月賞18着)
1週前 栗東ウッド(良)
83.0 68.4 53.9 38.3 23.7 11.7 強め
AFTER (今回:富士Sの中間調整)
1週前 栗東ウッド(良)
81.4 66.0 51.8 36.9 22.8 11.5 一杯

今回からコンビを組む横山典騎手が騎乗した1週前追いでは、格下の調教パートナーを大きく追走して最後は約3馬身半先着。懸命に食い下がる僚馬を横目に並ぶ間もなく突き抜けました。

半兄が2歳G1ホープフルS勝ち馬ダノンザキッドとあって“早熟”と誤解されがちも、馬体の成長具合や調教の動きは明らかに奥手のタイプ。また土曜の東京は良馬場でやれそうなだけに、稽古の走りから逆転候補として注目して下さい!

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