調教ビフォーアフター馬
◎フラーズダルム
(牝6 栗東・松永昌厩舎)

ジョッキー時代は1991~93年の有馬記念で3年続けて3着。競馬ファンからブロンズコレクターと呼ばれ、現在はウマ娘でも人気のナイスネイチャの主戦を務めた松永昌厩舎の管理馬になります。

“マツマサ”の愛称で競馬ファンから親しまれた人情派トレーナーも、残念ながら規定により今年2月末で70歳定年。そんな背景もあって厩舎解散の直前に行われる愛知杯に出走するフラーズダルムは、最終追いでここ最近にない速い時計を出してきたのは注目に値します。

BEFORE (前走:ディセンバーS6着)
当週 栗東ウッド(良)
84.5 68.6 53.9 38.7 24.3 12.1 強め
AFTER (今回:愛知杯の中間調整)
当週 栗東ウッド(良)
81.8 66.8 52.7 37.7 23.9 11.9 一杯

注目は通常調整時の1頭で追われる単走ではなく、調教パートナーをともなう「併せ馬」で追われたこと。ちなみに同馬が併せ馬で調教されたのは、最後にJRAで馬券に絡んだ2022年10月の元町S(3勝クラス)1着以来ですから驚きです。

中間の調整内容から厩舎解散前に勝負仕上げを施された可能性が高く、松永昌厩舎と同じく2月末に定年を迎える安田隆厩舎のミッキーゴージャスともども、引退ヤリの大駆けに警戒して下さい!

日経新春杯の調教ビフォーアフター馬はメルマガで限定配信します。ご登録のメールアドレスから是非チェックしてください⇒メール設定の確認はコチラ