水上学の血統トレジャーハンティング

土曜阪神11R アーリントンC(G3)(芝1600m)

◎本命馬
⑩アーバンキッド
牡3、美浦・斎藤誠厩舎、Fベリー騎手

今年の3歳馬は、クラシック戦線が多士済々だが、マイルやダート路線はやや層が薄い。ここも大混戦で、印ほどの差はないだろう。

血統的には、過去3頭が馬券になっているのがダイワメジャー産駒。だが今回は、新馬戦を勝ったばかりのビップライブリーと、前走で距離の壁を見せた感のあるボールライトニングでは、さすがに軸馬にはし辛い。そこで注目したいもう1つの傾向が、近年顕著になっている欧州血統の好走現象。とくに母の父が重厚な欧州血統種牡馬の馬が好走している。2013年が母父トニービン、ファルブラヴ、ダンシングブレーヴ。14年が母父ロックオブジブラルタル、トニービン。15年が母父トウショウペガサス、モンジューと該当している。

今回、母の父の欧州色が濃い馬の中から狙えるのは、母父ガリレオのレオナルド、スウェインの⑩アーバンキッドで、準じるのがドイツ牝系マンハッタンカフェを母父に持つ⑫ダンツプリウスあたり。特に信頼できるのはアーバンキッドか。父はハーツクライでさらに欧州血統トニービンが重なる。ひいらぎ賞の内容も高評価。スタートは安定しないが、外回りなら届いていい。

$お宝馬
①マディディ

こちらはガチガチのダート血統だが、ただこうやまき賞で、のちにジュニアCでアーバンキッドを倒すダンツプリウスを破っている。ダンツに不利はあったのだが、それほど力量に差があるわけではない。最内枠も味方しそう。距離は心配無し。

相手上位は⑫ダンツプリウス⑪ヒルノマゼラン。以下⑥レインボーライン⑨レオナルド⑬ビップライブリー