水上学の血統トレジャーハンティング

土曜阪神11R 鳴尾記念(G3)(芝2000m)

◎本命馬
⑩ヤマカツエース
牡4、栗東・池添兼厩舎、池添騎手

かつての金鯱賞の位置付けであり、宝塚記念への重要な前哨戦となる。距離こそ1ハロン違うが、本番と同じ阪神内回りが舞台とあって、力や馬力が問われるコースだ。

今年は⑩ヤマカツエースに注目したい。父キングカメハメハからは、このレースが6月に移行した2012年以降、トゥザグローリー、ラブリーデイと2頭の勝ち馬が出ている。加えて母の父グラスワンダーは、自身が宝塚記念を勝っている一方、小回り得意の系統でもある。ヤマカツエース自身も福島や中山、札幌など小回りコースで実績を残している。

休み明けだが、稽古時計はかなり出ており、シッカリと追われていて、デキは問題ないだろう。海外帰りのステファノス、新潟専用馬となってきたパッションダンス、使い込まれているサトノノブレスに比べれば、優位に立てるのではないだろうか。

$お宝馬
⑨マジェスティハーツ

昨年の2着馬だ。ただし近況から印はかなり薄くなりそうだ。同じく去年3着のアズマシャトルが10ケ月ぶりでさすがに厳しいことを考えると、人気薄のリピーターとしてはこの馬を押さえておく必要はあるだろう。
母方のパワーが内回り向き、また毎年5月後半から8月に良績が集中する夏馬でもある。複穴で一考。

上位評価は⑫ステファノス③サトノノブレス。押さえで⑦パッションダンス
なお、明日の当欄は資金作りレースを提供する。